随時更新:翻訳済みのものから,リンクを追加していきます.
1. はじめに
2017年3月から受講していたDeep learning nanodegree1を修了しました.本講座は有料ですが,質の高いJupyter Notebookを無料公開しているので,復習がてら和訳してみることにしました2.GitHubレポジトリはこちらです.Udacityには公開許可を頂いております.
超意訳ですが,受講を迷ってらっしゃる方のご参考になれば幸いです.また,誤訳等ご指摘頂けると嬉しいです.
2. Deep learning nanodegree
Udacityの有料講座です.NumPyでNeural networkを実装することから始まり,Convolutional neural networks,Recurrent neural networks,そしてGenerative adversarial networksに至るまで,Deep learningの基本トピックを一通りカバーしています.本講座については,素晴らしい記事がいくつかありますのでご参照ください.
本講座の教材の一部は,youtubeやGitHubで公開されています.本プロジェクトでは,GitHubで公開されているnotebookを和訳します3.
3. 目次
Notebookは,tutorialとprojectに大別されます.Tutorialの練習問題には解答が用意されていますが,projectの練習問題には解答が用意されていません.これは,後者がUdacity受講者向けの課題であるためです.そこで本プロジェクトでは,一つのnotebookとして完結している,tutorialを翻訳の対象とします.
以下のように,独断で5グループに分類します.()は原題です.
3.1 入門編
- TensorFlow入門(Intro to TensorFlow)
- TFLearnで評判分析(Sentiment analysis with TFLearn): TensorFlowラッパーTFLearnで,映画レビューの評判分析に挑戦します.
- TFLearnで手書き文字認識(Handwritten number recognition with TFLearn and MNIST)
- 性能向上のための変数初期化(Weight initialization)
3.2 Convolutional neural networks
- 転移学習(Transfer learning with ConvNet)
3.3 Recurrent neural networks
- RNN入門(Character-wise RNN)
- Word2Vec(Embeddings)
- RNNで評判分析(Sentiment analysis with RNN):TensorFlowでlong short term memoryベースのrecurrent neural networkを実装して,映画レビューの評判分析に挑戦します.
- Seq2Seq(Sequence to sequence):TensorFlowでSeq2Seqを実装して,入力文字列をソートするモデルを実装します.
3.4 Generative adversarial networks
- 自己符号化器(Autoencoder)
- MNISTでGAN(Generative Adversatial Network on MNIST)
- Deep Convolutional GAN(Deep Convolutional GAN)
3.5 その他
- Tensorboard入門(Tensorboard)
- DQNで強化学習(Deep Q-learning): TensorFlowでDeep Q-learning networkを実装して,OpenAI GymのCat-Poleゲームに挑戦します.
- Batch normalization(Batch normalization)
4. 環境構築
各ディレクトリのrequirements.txt
は,notebookの実行に最低限必要な環境を示します.
pip
pip3 install -r requirements
で環境構築可能です.
Conda
environments
ディレクトリにConda
用の環境ファイルがあります.お使いのプラットフォームに適したファイルをご利用ください.
License
MIT License
Copyright (c) 2017 Udacity, Inc.
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どうでもいいですが,公式でDeep learning foundation nanodegreeと呼称するときと,Deep learning nanodegree foundationと呼称するときがあり,どちらが正しいかわかりませんでした.ひとまず本記事では,Udacity Deep Learning Nanodegreeの紹介に倣いました.正式名称をご存じの方は,ご教示頂けると嬉しいです. ↩
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2017年7月13日時点の最新版を翻訳対象とします. ↩
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理想的にはDeep learningアルゴリズムを実装して機械翻訳すべきですが,今回は力及ばず人手です.ご協力頂ける方,募集中です! ↩