地域課題解決の新しい形、Civic Tech と Code for Japan

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この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

Code for Japan の関です。
この記事は、Civic Tech (シビックテック)をテーマにした、「Civic Tech Advent Calendar」企画の第一弾です。
これからクリスマスまで、様々な人が様々な記事を日替わりでお届けします。
他の記事は
http://qiita.com/advent-calendar/2013/civictech
の一覧から見れるようになっており、日ごとに記事が増えていく予定です。

さて、いきなりハードルあげるのも後続が大変なので、初回は軽い記事から書いていきたいと思います。(実は記事を書く時間が無いだけだったりして・・)

Civic Tech(シビックテック) とは何か

まず、そもそも Civic Tech とは何なのか。直訳すると「市民テクノロジー」ですが、言ってみれば、地域課題解決の為の技術です。
より詳しい話については、Code for Japan のメンバーでもあるソーシャルカンパニー市川さんのスライドを参照いただければと思いますが、市民がテクノロジーを活用して公共サービスなどの地域課題解決を行うことを指しています。
これまで行政だけではサポートできなかった分野でのサービスを行ったり、市民自身がより深く行政のプロセスに参加したり、公共分野でのイノベーションを起こすことができるのではないかと、欧米などで盛り上がりを見せている分野です。
私は Code for Japan という組織の代表をしていますが、 Code for Japan が連携している Code for America は、まさにこの分野でのパイオニアといっても良いと思います。日本の Code for Japan でも、シビックテックの普及のために活動をしています。

Code for Japanでは何をやっているの?

Code for Japan は6月に任意団体として立ち上がりましたが、今年10月25日に無事一般社団法人として法人化を行いました。今現在は、週次の勉強会(兼ミートアップ)を行いつつ、不定期でハッカソン(「ハック」と「マラソン」から来た造語で、短期間でアプリケーションのプロトタイプを作るイベント)などのイベントを開催しています。また、ブリゲードと呼ばれる地方組織版組織のサポートも行っており、Code for Kanazawa や、Code for SabaeCode for Aizu などが動いています。
先日は、WIRED Japan の、オープンガバメントをテーマにしたカンファレンスにも登壇させていただいた他、リクルート社が主催しているマッシュアップアワードに、「シビックハック賞」というのを一緒に作らせていただいたりもしました。
また、シビックテクノロジーをテーマにした、エンジニア以外の人も参加できる開発合宿、「シビックハッカソン」というのを開催したりもしています。
(名古屋でのレポートがこちらに上がっています)

メンバーは何人くらい?

Code for Japan 主催のフェイスブックグループには、現在700名を越えるメンバーが参加しています。ただし、このグループには誰でも自由に入れるので、全てが積極的に参加しているメンバーではありません。「何かしら興味を持っている」メンバーがそれくらいいるという感じです。
一方、濃い薄いはありますが、運営の手伝いにコミットしているコアグループは、30名くらいでしょうか。プログラマーだけでなく、デザイナーやディレクター、ライター、起業家、会社員、研究者など様々なタイプのメンバーが活躍しています。

具体的にはどんなサービスがあるの?

一部をご紹介します。

Spending.jp

Spending.jp
例えば、私達の中の何名かが運営しているコミュニティ、Spending.jp では、自分たちの住む街の税金の使われ方をわかりやすく表示するサービスです。今現在53の地域で動いておりますが、多くは市が公開している予算書からデータを手作りで作成し、GitHub という無料のホスティングサービスにアップして稼働させるということを、各地域の技術者や市民によって行っています。今月14日には、このSpending.jpをより広げ、次のステップへ行くための機能開発を行うイベントを企画しています。
Spending Data Party 2013 Winter

5374.jp (ゴミナシ.jp)

image1image2
http://5374.jp/
Code for Kanazawa が提供する、スマートフォンアプリケーション。
ゴミの問題はどの地域でも深刻になりつつあります。
Code for Kanazawaでは、先ずは正しいゴミの捨て方に注目しました。例えばお引っ越しをされた場合や、新しく金沢市に住むことになった時、このアプリを使えばすぐに分かるように、目的と使い方をとてもシンプルにデザインしました。
とあるように、ゴミの収集日と種別を表示するアプリケーションです。オープンソースで公開されており、自分の住む地域のアプリケーションをセットアップすることもできます。

バスを探す福岡

バスを探す福岡
マッシュアップアワードのシビックテック賞を受賞したアプリです。
福岡の、株式会社からくりものという会社が作ったiPhoneアプリで、バスがどこを走っているかが調べられます。
ダウンロード数も伸びているようです。
https://itunes.apple.com/jp/app/basuwosagasu-fu-gang/id557213648

みなさんも参加しよう

今回紹介した以外でも、シビックテックを活用したサービスは
Code for Japan では、各地域での Code for ◯◯の立ち上げ支援や、シビックハッカソンイベントの実施、協力などを行っています。何かやってみたいという方は、お気軽に info@code4japan.org まで御連絡ください。
12月14日には、記事中で紹介したSpending.jpのイベント、Spending Data Partyが開催されます。エンジニア以外でも、特別なスキルが無くても参加できますので、是非お気軽にご参加ください。上記リンクから参加できます。
Code for Japan のフェイスブックグループに登録いただければ、今後も色々と告知をさせていただきます。皆様の参加をお待ちしております。

明日は何の記事?

今回の Advent Calendar シリーズでは、シビックテックの事例紹介やオープンガバメントの紹介、オープンデータにまつわる記事などが紹介されるでしょう。
http://qiita.com/advent-calendar/2013/civictech
によると、明日は「オープンガヴァメント宣言をなんちゃって訳する」が公開予定のようです。
また、まだ25日までの全ての日程が埋まっていませんので、記事を書ける方は是非ご登録をお願いします。

この投稿は Civic Tech Advent Calendar 20131日目の記事です。