サーバの JSON テキストから Objective-C のインスタンスを生成するライブラリ、SimpleRemoteObject を公開しました。

先日、NSRails 的なクラスを自前で作ってみた にて作っていたライブラリですが、自分のプロジェクトでは結構役に立っているので、github に公開しました。

基本は以前の記事から大きくは変わっていませんが、以下のように使えます。

例えば、http://your_server/users.json にアクセスすると以下のようなテキストが帰ってくる場合

your_server/users.json

{
meta: {
 limit: 20,
 next: null,
 offset: 0,
 previous: null,
 total_count: 3
},
objects: [
 {
   id: 1,
   name: "Daniel",
   email: "[e-mail]",
   age: 25
 },
 {
   id: 2,
   name: "Mario",
   email: "[e-mail]",
   age: 30
 },
 {
   id: 3,
   name: "Hal",
   email: "[e-mail]",
   age: 32
 }
]
}

iOS 側では以下のようなクラスを作成します。

User.h

#import <SimpleRemoteObject/SRSimpleRemoteObject.h>
@interface User : SRSimpleRemoteObject
@property(nonatomic,retain) NSString *name;
@property(nonatomic,retain) NSString *email;
@property(nonatomic) int age;
@end

User.m

#import "User.h"

@implementation Tag
+(NSString *)representUrl{
 return @"users.json"; // server path
}
+(NSString *)resultKey{
 return @"objects"; // key of target JSON object
}
@end

AppDelegate などで、SRRemoteConfig クラスにサーバのアドレスを設定します

YourAppDelegate.h

#import <SimpleRemoteObject/SRSimpleRemoteObject.h>

- (BOOL)application:(UIApplication *)application didFinishLaunchingWithOptions:(NSDictionary *)launchOptions
{
 [SRRemoteConfig defaultConfig].baseurl = SERVER_URL;

 // Override point for customization after application launch.
 return YES;
}

あとは、必要な場所で fetchAsync:^(NSArray *allRemote, NSError *error) を呼び出すだけです。

[User fetchAsync:^(NSArray *allRemote, NSError *error) {
 if (error){
     //Do error handling
 }else{
     for (User* user in allRemote){
         NSLog(@"my name is:%@",user.name);
     }
 }
}];

サーバのURIに動的にパラメータを付与したり、POSTメソッドを叩いたりといったことにも対応しています。

CocoaPod に対応していますので、インストールも簡単です。
詳しくは githubのプロジェクトをご確認ください。

ドキュメントが追いついていませんが、テストコードを見るとだいたいどんなことができるのかわかると思います。

エラーハンドリングとかが適当なので、少し強化する予定です。
また、今のところ参照のみなので、そのうち CRUD サポートも行う予定です。

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