Nginxのロードバランサー機能覚書

Nginxでロードバランサーの機能を使う上で必要な設定を確認しました。

sticky sessionでサーバーを振り分ける

リクエストのcookieを見て、どのサーバーに割り振るか決定するパターンです。
サードパーティー製のモジュールが必要なのでビルド必須です。
https://bitbucket.org/nginx-goodies/nginx-sticky-module-ng/overview

upstream app_server {
      sticky;
      app1 192.168.0.1:8080;
      app2 192.168.0.2:8080;
      app3 192.168.0.3:8080;
}

IP hashingでサーバーを振り分ける

リクエストを送ってきたクライアントのipでどのサーバーに振り分けるか決定するパターンです。

upstream app_server {
      ip_hash;
      app1 192.168.0.1:8080;
      app2 192.168.0.2:8080;
      app3 192.168.0.3:8080;
}

接続数がもっとも少ないサーバーに振り分けるようにする

すべてのサーバーの接続数が均等になるように振り分けるパターンです。

upstream app_server {
      least_conn;
      app1 192.168.0.1:8080;
      app2 192.168.0.2:8080;
      app3 192.168.0.3:8080;
}

サーバーの振り分けに重みをつける

特定のサーバーに対して多めにリクエストを割り振りたいパターンです。
以下の例だとapp1:app2:app3 = 3:1:1になります。

upstream app_server {
      app1 192.168.0.1:8080 weight=3;
      app2 192.168.0.2:8080;
      app3 192.168.0.3:8080;
}

参考：
nginxをロードバランサとして使うときのTips