simplenote.elを使うようになりました。
simplenote.elのREADMEによるとsimplenote-emailとsimplenote-passwordを生で指定するように書かれているのですが、Githubに自分の.emacs.dをうっかり公開している人がそのままREADMEの通りにしてしまうと自分のSimplenoteがすべて見られてしまいます(苦笑)。
そこで、Emacsのnetrcライブラリを使い、Simplenoteのsimplenote-emailとsimplenote-passwordをなんとか隠蔽してみました。netrcライブラリがない場合は何もしません(といってもnetrcライブラリはEmacs19で取り込まれたようなのでいまどきの環境で「ない場合」はそうそうないでしょうけれど)。
;;; -*- mode: emacs-lisp; coding: utf-8-emacs; -*-
(if (locate-library "simplenote")
(progn
(require 'simplenote)
(if (locate-library "netrc")
(progn
(require 'netrc)
(let* ((credentials (netrc-credentials "app.simplenote.com"))
(login (nth 0 credentials))
(password (nth 1 credentials)))
(setq simplenote-email login)
(setq simplenote-password password))
(simplenote-setup)
(setq simplenote-notes-mode 'markdown-mode)))))
なお、Emacsのnetrcライブラリはデフォルトで~/.authinfoを使うようになっていますので、必要であればnetrc-file
を~/.netrcに設定しなおします。
また、~/.authinfo・~/.netrcは1行1エントリで書かないと、Emacsのnetrcライブラリはきちんと認識できないようですので、気をつける必要があります(余談ですが、Pythonのnetrcモジュールはmachineエントリが複数行にまたがっていてもきちんと認識します)。
machine app.simplenote.com login h12o@example.com password Th!s1sMyPassw0rd