みなさん、Kinect/Xtion で開発してますか？私は最近しておりません。
最近だと 勝手に入るゴミ箱作った - ニコニコ動画(原宿) が
盛り上がった Kinect/Xtion ハック作品だと思います。
現在は Kinect SDK のある Windows が主流なんでしょうかね？
しかし僕は Windows を持っていない。そんなわけで OS X 上での開発環境構築手順です。
注意 「Xtion PRO LIVE」での動作確認は行っておりません。「Xbox 360 Kinect」だけです。だれか Xtion ください。
必要なもの
- OS X 10.8 (Mountain Lion)
- 手元に 10.8 しかないので他は未確認。10.7 以前でも大丈夫かも。
- Homebrew
インストール開始
$ brew install libusb --universal
$ brew install https://raw.github.com/gongo/openni-formula/master/openni.rb --devel
$ brew install https://raw.github.com/gongo/openni-formula/master/sensor-kinect.rb --devel
$ brew install https://raw.github.com/gongo/openni-formula/master/nite.rb --devel
終わり！
ちなみに Xtion PRO LIVE を使う方は、3行目の sensor-kinect.rb の所を
$ brew install https://raw.github.com/gongo/openni-formula/master/sensor.rb --devel
とすると良いと思います。(もってないので動作未確認)
動作確認
サンプルプログラムはここら辺にあります。
`brew --prefix`/Cellar/openni/unstable-{version}/sample/Bin/
簡単に動作確認するには Sample-NiUserTracker が良いでしょう。
以下のコマンドで実行すると Kinect/Xtion に映る貴方が確認できます。
Homebrew をデフォルト (/usr/local) 以外にインストールした方は
2行目みたいな感じで実行すると動くんじゃないかなー。
$ ./Sample-NiUserTracker
$ DYLD_LIBRARY_PATH=`brew --prefix`/lib ./Sample-NiUserTracker
もし「手元に Kinect/Xtion が無い！けどインストール成功しているか確認したい！」場合、
深度情報やその他もろもろ OpenNI で使う情報が録画されてる oni ファイルを使います。
自分で録画することもできますが、本家でダウンロードできますので、それを使いましょう。
- http://openni.org/Downloads/OpenNIModules.aspx にアクセス
- 「Oni files」→「Stable」→「SkeletonRec.oni」→「Download」
ダウンロードしてきた skeletonrec.oni ファイルを
$ ./Sample-NiUserTracker skeletonrec.oni
とすると、oni ファイルが「再生」されます。女性がうろうろしてるのが見えたら成功です。
まとめ
Kinect 面白い
補足
openni-formula について
今回使った openni-formula は fork 版で、本家は totakke/openni-formula です。
この Recipe のおかげでだいぶ OpenNI のインストールが楽になりました。ありがたい！
ちなみに fork 版の違いは、README にある
$ sudo niReg /usr/local/lib/libnimMockNodes.dylib
みたいな処理を省略できるってことくらいです。