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レキシカルスコープ/ダイナミックスコープとは?

Last updated at Posted at 2015-12-05

そもそも、スコープには二種類ある。

  1. レキシカルスコープ
  2. ダイナミックスコープ

それぞれは、変数の参照の仕様のことであり、Ruby、Java、Javascript、python等多くのメジャーな言語でレキシカルスコープが採用されています。

レキシカルスコープの例

非常に単純です。以下のコードを見て下さい。


var =  '私はトップレベル'

def a_method
  return var 
end

def b_method
  var = '私はオブジェクトの中身'
  return var
end

a_method 
#-> '私はトップレベル'

Ruby等を書いていると当たり前ですが、a_methodからb_methodのvarを参照することは出来ません。
これが レキシカルスコープ です...!!!
しかし、世の中には関数を評価した時に変数のスコープが決定する言語があるらしいです。
それらをダイナミックスコープと呼ぶらしいですが、例えばLispとかEmacs等はそれらのスコープを採用しているらしいです。

ダイナミックスコープの例 

これはRubyではありません。Rubyっぽいダイナミックスコープを採用しているDynamicRubyです。(そんなものはありませんが、造語です。)


def a_method
  p var
end


def b_method
  var = '私はBです。'
  a_method
end

def c_method
  a_method
end

b_method
#-> '私はBです。'

c_method
#-> undefined variable 'var'  

となるでしょう。
つまり、関数を定義した時にスコープが決定するのではなく、 関数を評価するときにスコープが決定します。

ダイナミックスコープのメリット

言語を実装することが簡単らしいですw
Lisp やEmacs等が何故採用したのか?に対してそうやって書いてあるらしいです。笑

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