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JavaScript DOM操作再入門①

Last updated at Posted at 2016-07-04

概要

Angular2やReactをメインで使っていると、ちょっとした事でjQueryに頼るのが疎ましくなってきます。
特にDOM操作は基本jQueryで行ってきたのですが、生のJavaScriptでDOM操作をしたいという思いがあり、再度JavaScriptのDOM操作を調査したいと思います。

DOMとは

そもそもDOMとは何でしょうか。
DOMとは Document Object Model の略でHTMLやXMLを取り扱うための「API」です。
DOMを利用する事で、HTMLの探索やスタイルの変更・イベントの設定・HTML要素の取得の他に、振る舞いを変えたり、ユーザー操作時の処理を設定することができます。

DOMツリー

DOMを押さえる上で重要なのが、「DOMツリー」です。
各HTML要素は入れ子でマークアップされていきます。
その入れ子をツリーで表現しているものになります。

DOMのルートは、 [Document] となっており、document以下にhtmlが存在し、html以下にhead, bodyがあります。
DOMツリーをしっかりイメージ出来ていれば、DOM操作の習得はどんどん楽になると思います。

ノード

英語で「Node」, 日本語で「節」という意味です。
ざっくりいうと、タグの事です。DOM上では「ノード」と表現します。

ノードの種類

ノード ノードタイプの定数 ノードタイプの値 インタフェース
要素ノード ELEMENT_NODE 1 Element
属性ノード ATTRIBUTE_NODE 2 Attr
テキストノード TEXT_NODE 3 Text
コメントノード COMMENT_NODE 8 Comment
文書ノード DOCUMENT_NODE 9 Document

DOMでは、HTMLのタグやテキストが全て上記のどれかに当てはまる事になります。
DOMの操作とは、DOMツリーのノードにアクセスして、DOMを書き換えたり、追加したりするという事です。

Documentオブジェクト

よく生のJavaScriptのDOM操作で登場する、

document.getElementById('foo');

の、documentはDocumentオブジェクトといい、HTMLドキュメント全体を表すオブジェクトです。
これがDOMの最上位のノードとなります。
DOM操作を行う上で、非常にウェイトの高いオブジェクトになります。

Documentオブジェクトは、windowオブジェクトのプロパティですが、windowは省略できる為、この様な記述になります。
また、直接bodyにアクセスしたい場合は、

document.body;

で、アクセスする事も可能です。

要素の取得

Documentオブジェクトを使えばDOMツリーのノードにがんがんアクセスする事が可能です。

Method Description
document.getElementById('foo') id="foo"のノードを取得する。
document.getElementsByTagName('p') HTML内のpElementのノードを取得する。
document.getElementsByClassName('hoge') class="hoge"のノードを取得する。
document.querySelector('#foo') CSSセレクタを指定してノードを取得する。(単一)
document.querySelectorAll('.foo') CSSセレクトで指定してノードを取得する。(複数)

複数ノードが存在する場合は、返り値は配列になります。
SelectorAPIは柔軟な指定ができるものの、動作パフォーマンスは少し下がります。
後、重要な点としては、下記のライブオブジェクトには対応していないという事です。
これを知らなければ思わぬミスに繋がってしまいます。

ライブオブジェクト

複数のノードを取得した場合(NodeList)、プログラム上で変数に格納されたとしても、プログラムの途中でNodeListの中身が増えると、取得するNodeListも変更されます。
NodeListは動的な参照を持っており、 常にDOMツリーを参照しているので、要素の数が増えたり減ったりしても、再取得する必要はありません。

終わり

DOMの操作に関しての基本を解説してきました。
次回は、DOMの取得の続きと、DOMの作成に関して解説します。

続きは次回

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