改訂3版 基礎Ruby on Rails
最近は『改訂3版 基礎Ruby on Rails』を読み終わったので自分の感想を書いときます。
事前にHTML, CSS, JavascriptやRubyの知識は少しありました。
モックアプリケーションを作りながらRailsの仕組みを勉強するための本です。
第2章ではRuby言語の勉強もするけど、特にHTMLの知識がないと困ります。
Railsスタンダードのsqlite3も中心に使うのでデータベースの知識はあんまりなくても大丈夫です。
好きなところ
-
すべての章の最後に、練習問題がありました。
特に最初の方の章は分かりやすくて、
簡単に解けました。ただ、第2章から始めて、booksやauthorなど、
同じ情報を教科書の最後まで繰り返して使うので、
練習問題の解答を保存することをおすすめします。
-
Githubに、すべてのコードは章毎に分かれています。
ですので、もしある章を読んでいて途中で分からなくなってしまったら、
Githubのコードを自分のパソコンにダウンロードして
比較することができます。
-
MySQLを入れなかったこと
というか、appendixのところに入れました。
MySQLやPostgreSQLなどを使うのがいいだと思うけど、
また、目標はRailsの仕組みを理解することなので、MySQLの分は
appendixの方に入れてくれたことがありがたかったです。
気になったところ
-
コードは多すぎ
本格的なアプリケーションはあんな感じかもしれないんですが、
仕組みを理解するにはちょっとややこしいだなと思いました。
ヘルパーメソッドが多くて、「これは今のところ要らんじゃない?」
と思ったことも結構ありました。
まあ、役に立ったけど、また私の目標はRails自体を理解することだったので
少し時間の無駄に思いました。
-
たまについていくのは難しかったです
Railsが難しいからではなくて、教科書の指示はたまにはっきりとしていなかったからです。
例えば、ある章でFactoryGirlを使ってシードデータを作成します。
また別の章で、そのクラスの属性を変える場面がありました。
そしてその後に(1章、2章後?)、「ログインしてユーザーの投稿を見てください」
みたいなことが書いてあったけど、上手くログインできず、ちょっと混乱するところがありました。
何が起こったかというと、もとのFactoryGirlのシードデータに変える必要があったからです。
単純な失敗だったけど、「変えてください」と書いて、
そして「元の変数に変えてください」というのは書いてなかったから
少し気になって、ちょっとしたことで悩みました。 -
誤植は多い
結構多かったですね。第9章には
「indexアクションのテンプレートapp/controllers/member/index.html.erb
を開いて」
というのが書いてあったとか。
まあ、こういう具合です。
私が書いてるコードが大丈夫なのかなって。
まとめ
特に教科書の最初の方の解説は分かりやすくてすごく役に立ちました。
でも、簡潔でシンプルなコードではないため、初心者には少し難しくて、
Railsの仕組みを一から理解するにはちょっと困難です。