Ansible忘備録 -起動したはずのプロセスが死んでいる- #Ansible

とても初歩的なことでハマってしまったので、今後忘れないためにもしっかり書いておく。
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今回の事象

ハマったこと

Ansibleでtomcatを起動するスクリプトを実行。
okの確認、pidファイルの作成も確認できていたが、ログインしてみると起動できていなかった。
ログインしたサーバーで起動スクリプトを叩くと起動できる。
debugで出力した結果も、環境変数が指定できていない等の問題はなさそう。

原因

起動コマンドに"&"をつけてバックグラウンドで起動していたが、 sshのコネクションが切れたため、プロセスも終了していた。
Ansibleはsshでコネクションを張り、命令を実行という基本的な流れを忘れていた/(^o^)\

解決策

nohupつけて起動

もう少し詳しく

実際にはただこれだけの無知なお話ですが、流れを詳細に。

実行命令

AnsibleのPlaybook内で以下のように記述
※{{ standby_deploy.stdout }}にはtomcatのパスが入る

start_tomcat.yml

- name: standby tomcat start
  shell: |
    {{ standby_deploy.stdout }}/bin/startup.sh
  register: stadby_check
  tags: tomcat
- debug: var=stadby_check

サーバー側
startup.sh →　catarina.sh start
という流れを実行することになる。
catarina.shの起動部分は以下のように書かれていた。

${CATALINA_HOME}/bin/catalina.sh

eval \"$_RUNJAVA\" \"$LOGGING_CONFIG\" $LOGGING_MANAGER $JAVA_OPTS $CATALINA_OPTS \
      -Djava.endorsed.dirs=\"$JAVA_ENDORSED_DIRS\" -classpath \"$CLASSPATH\" \
      -Dcatalina.base=\"$CATALINA_BASE\" \
      -Dcatalina.home=\"$CATALINA_HOME\" \
      -Djava.io.tmpdir=\"$CATALINA_TMPDIR\" \
      org.apache.catalina.startup.Bootstrap "$@" start \
      >> "$CATALINA_OUT" 2>&1 "&"

startで実行される部分まで追っていくと、

javaコマンドで起動
ログは"$CATALINA_OUT"に全て記述
"&"が付いているのでバックグラウンドで実行

となっていることがわかる。
プロセスをバックグランドで実行させていた場合、sshコネクションの切断とともにkillされてしまう。
コネクションが切れても実行し続けるためにはdaemon化しとくか、
"nohup"をつけてログアウトしてもkillされないようにする必要がある。

以下のように変更

${CATALINA_HOME}/bin/catalina.sh

eval nohup \"$_RUNJAVA\" \"$LOGGING_CONFIG\" $LOGGING_MANAGER $JAVA_OPTS $CATALINA_OPTS \
      -Djava.endorsed.dirs=\"$JAVA_ENDORSED_DIRS\" -classpath \"$CLASSPATH\" \
      -Dcatalina.base=\"$CATALINA_BASE\" \
      -Dcatalina.home=\"$CATALINA_HOME\" \
      -Djava.io.tmpdir=\"$CATALINA_TMPDIR\" \
      org.apache.catalina.startup.Bootstrap "$@" start \
      >> "$CATALINA_OUT" 2>&1 "&"

nohupを入れただけ

まとめ

Ansibleの処理後はsshコネクションが切られる
→yml内で実行命令出していたプロセスも切られる
ということを意識するというお話でした。

短時間まとめを意識したが難しい…

追記

@r_rudi さんよりコメントを頂いたとおり、
Ansibleのasyncオプションを使うことでnohupをつける必要なく行けました。
async:http://docs.ansible.com/playbooks_async.html

Alternatively, if you do not need to wait on the task to complete, you may “fire and forget” by specifying a poll value of 0

pollを0に指定することで、タスクの完了を待機しないとの事。
ymlファイルを下記のように変更。

start_tomcat.yml

- name: standby tomcat start
  shell: |
    {{ standby_deploy.stdout }}/bin/startup.sh
  register: stadby_check
  async: 15
  poll: 0
  tags: tomcat
- debug: var=stadby_check

実行した所、表示はokではなく下記のようになっていた。

TASK: [api_deploy | standby tomcat start] *************************************
<job 434049680585> finished on 54.**.**.**

ok,changedではなくfinished

情報頂きありがとうございましたm(__)m