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既存のchef cookbookをtest-kitchen対応させていく。

Last updated at Posted at 2013-12-04

test-kitchenかぁ...

test-kitchen
最近見ないうちに、色々と機能が追加されていた。

version 1.0.0が正式にリリースされた。
せっかくなので使ってみた。

test-kitchenとは

cookbookって世にあるじゃないですか。chefというツールで使う
ミドルウェアインストールのためのレシピ。
で、そのレシピがきちんと動作するのか────インストールできるのか?
そしてインストールした後きちんと動作するのか?というのを確認するため、
opscodeが作ってるツールです。

必須なソフトウェア

既存のchef cookbookを対応させていく

今回はたまたま対応準備を進めていた、
aiming-cookbooks以下にあるchef-td-agent cookbook(TD様のリポジトリからforkしました)を使う。

test-kitchenの環境整備

Gemfileを用意する

Gemfileを用意して、test-kitchen、Berkshelf、それとserverspecをインストールする。

Gemfile
source 'https://rubygems.org/'

gem 'test-kitchen'
gem 'berkshelf'
gem 'serverspec'

必要なパッケージをインストール

おなじみのコマンド。

bundle ex ins --path vendor/bundle

kitchen init を実行する

bundle ex kitchen init

以上のコマンドを実行すると、Gemfileにkitchen-vagrantパッケージが追記されるので、
改めてbundle ex installを行う。

kitchen-vagrant をインストール

bundle ex ins

Gemfileを整える

:development グループ に各gemパッケージをまとめたいので
以下のようにGemfileを整える。

Gemfile
source 'https://rubygems.org/'

group :development do
  gem 'test-kitchen'
  gem 'berkshelf'
  gem 'kitchen-vagrant'
  gem 'serverspec'
end

Berksfileの準備

chef-td-agent パッケージは、yumapt などのcookbookを必要とする。
opscodeから落とさないといけない。

chef-td-agent パッケージの metadata.rb に必要となるcookbook一覧が書いてある。
このmetadata.rbに書かれているパッケージを利用するため、
Berkshelfを利用する。

Berksfileを使えば、まるでgem installのごとくcookbookがインストールできる。
今回は以下のような形で、Berksfileを書く。

Berksfile
site :opscode

metadata

これだけ。

.kitchen.ymlの編集

今回テストしたいレシピはtd-agent::default。で
アーキテクチャはUbuntuCentOS なのでデフォルトの.kitchen.yml をちょっとだけ変更しておく。

.kitchen.yml
---
driver:
  name: vagrant

provisioner:
  name: chef_solo

platforms:
  - name: ubuntu-12.04
  - name: centos-6.4

suites:
  - name: default
    run_list:
      - td-agent::default
    attributes:

まずはtest-kitchenを使ってテスト

以下のコマンドを使えばテストできる

bundle ex kitchen test

これでcookbookのインストールは終わり。
無事cookbookが実行されればそれでおしまい!

スクリーンショット 2013-12-04 14.44.55.png

だけどこれだけだとすげー不安

... インストールされたcookbook、そういえばserviceとしてtd-agentが登録され、
起動されるようになってる。

けど、本当に...?

という不安を解消するため、serverspec を合わせて利用する。

serverspec

test-kitchen、便利すぎる。serverspecに対応している(!)。
以下の形でspec fileを用意する。
カレントディレクトリはcookbookのルートである、とする。

mkdir -p test/integration/default/serverspec
cd test/integration/default/serverspec
touch td-agent_spec.rb

td-agent_spec.rbの内容

test-kitchenのドキュメント、サーバーテストの例にならって、td-agentがサービスとして動いているのか?
というテストだけ書いてみる。

td-agnet_spec.rb
# -*- coding:utf-8 -*-

require 'serverspec'
require 'pathname'

include Serverspec::Helper::Exec
include Serverspec::Helper::DetectOS

RSpec.configure do |c|
  c.before :all do
    c.os = backend(Serverspec::Commands::Base).check_os
    c.path = '/sbin:/usr/bin'
  end
end

describe "td-agent daemon" do
  it "has a running service of td-agent" do
    expect(service("td-agent")).to be_running
  end
end

これだけだとまずい

sudoでserverspecが動くようにしなければいけない。
busserというgemを利用してserverspecを動かしている。
そのままだと/var/run/td-agent/td-agent.pid にアクセスすることができない。
td-agentユーザー以外はアクセス出来ないような設定になっているからだ。

td-agentがサービスとして動作しているか確認するためには、
sudoの状態でserverspecを実行する必要がある。

.kitchen.yml に以下の形でsudoが有効になるようにする。
(デフォルトだと無効になってる...)

2013/12/5追記

busserのsudoフラグについて、trueに戻す変更コミットが行われた

.kitchen.yml
---
driver:
  name: vagrant

provisioner:
  name: chef_solo

platforms:
  - name: ubuntu-12.04
  - name: centos-6.4

suites:
  - name: default
    run_list:
      - td-agent::default
    attributes:

busser:
  sudo: true

改めて、bundle ex kitchen test を実行する。
すると、serverspecが走ってテストされることが確認できる。

スクリーンショット 2013-12-04 14.49.25.png

今後どうするのか

test-kitchenでchef cookbookのテスト、及びcookbookにより
構築されたサーバーの状態がテストできるようになった。

今後はCIに乗せてテストをしていきたい。

世の中、どんどん未来になっていっている。

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