Visual Studio Codeを使ってみる の続きです。
あとは、lintを設定して、文法チェック等をさせるようにすれば、環境設定としては、だいたい終了なはずだけれど、pep8を呼び出せる用に設定する方法については、宿題ということにして、調べておくことにする。
Visual Studio CodeにPythonの拡張機能をインストールする
以前に書いたとおり、その名もPythonという拡張機能をインストールして、有効化してあります。
lintの設定をする
lintというのは、もともとの意味は糸くずとかそんな意味らしいんだけれど、要するに縫いあがった洋服の糸くずをとるような作業をする、、、とか、そんな由来なんでしょうか。端的に言うと、文法など小姑のようにチェックすることです。
Pythonの文法・表記チェックというと、コーディング規約PEP8準拠かどうかを調べるその名もpep8というコマンドや、pylintというコマンドなどがあります。
今回は、pylintを呼び出すための設定をVisual Studio Codeに対して行います。
pylintのインストールを行う
私はAnacondaで環境構築をしているので、以下のようにして、pylintをインストールします。
まず、anacondaでpylintのパッケージングされているかどうかを検索します。
% anaconda search -t conda pylint
すると、anaconda/pylintがどうやら標準的な配布物っぽいです。
% anaconda show anaconda/pylint
Using Anaconda API: https://api.anaconda.org
Name: pylint
Summary:
Access: public
Package Types: conda
Versions:
+ 1.2.0
+ 1.2.1
+ 1.1.0
+ 1.4.1
+ 1.4.0
+ 1.4.2
+ 1.3.1
+ 1.5.4
To install this package with conda run:
conda install --channel https://conda.anaconda.org/anaconda pylint
ということで、インストール方法が分かりました。
% conda install --channel https://conda.anaconda.org/anaconda pylint
ちなみにpep8の場合
anaconda環境では、pep8はインストール済でした。
「ユーザー設定」に記載する
Visual Studio Codeのユーザー設定を行います。
ファイルの保存ごとにlintが働いてチェックされるようにするために必要なのは、以下の一文があれば、ほぼ十分です。
"python.linting.enabled": true
というか、多分、デフォルトでこうなっていて、pylintが走るようになっています。
ちなみに、いやいやpep8派だという場合は、以下のようにするだけです。
"python.linting.enabled": true,
"python.linting.pylintEnabled": false,
"python.linting.pep8Enabled": true
あとは、必要に応じて、以下の設定をしておけば良いと思います。
コードを変更するたびにチェックする場合、ファイルの保存時にチェックする場合は、以下の項目をtrueにします。
"python.linting.lintOnTextChange": true,
"python.linting.lintOnSave": true,
以上により、Visual Studio CodeにてPythonコードを記載する際に、lintによる文法・表記方法などのチェックが可能になりました。
2017-12-15 追記
takerushi様から、ご指摘がありました。
詳しくはコメントをご覧いただくとして、
"python.linting.lintOnTextChange": true,
は廃止されたようです。