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Crashlyticsでレポートを送るまで

Last updated at Posted at 2015-12-15

アプリの運用を本格的にはじめてから、いろいろ見えてくるものもあったりします。

  • 想定よりユーザーが多い
  • 想定より落ちる
  • 想定よりやりたい事が出てくる

人間の欲望はつきないものですが、まずは安定した運用を行う事が大事だと思います。
アプリに異常終了は避けては通れないものなので、ここを検知しやすくして品質のよいサービスを
提供していきたいです。

どのように検知するか

内部でログを記録して、ログサーバーに送るという一般的なWEB屋さんの意見が大多数を占める中
以下の理由で [Crashlytics]を使ってみようと思います

  • 管理画面がかっこよい (運用テンション的に結構大事だったりする)
  • 無料
  • 組み込みが簡単
  • 他のツールなども組み合わせる
  • Slackに飛ばせる

Crashlyticsとは

ググればいろいろ出てくるので多くは書きませんが、Twitterが提供しているクラッシュレポートのSDKです。
fabricというSDKの一つとして提供されています.

環境

  • mac OS El Capitan
  • xcode7.2
  • iOS 9.1

fabricプラグイン取得

以下の手順で行います。ナビゲーションがかなり丁寧なので手順に従うだけでインストールまで割とサクサクです

https://get.fabric.io/にアクセスしてユーザー登録を行います

1.ユーザー登録
2.チーム名登録
3.対象プラグイン選択
 この画面にきたらpluginを導入するツールを選択します
 今回はiOSなので Xcode を選びます

プラグインの導入が済むと、以下のツールが立ち上がります
いちいちオシャレですね

繧ケ繧ッ繝ェ繝シ繝ウ繧キ繝ァ繝・ヨ 2015-12-12 1.54.46.png

xcodeプロジェクトの登録

対象プロジェクト選択

ログインを行うと以下の画面が出てくるので、対象のプロジェクトを選択します。
プロジェクトを先に作成しておく必要があるので、作成しておきましょう
作成が終わると選択候補に表示されるので選択して先に進みます。
スクリーンショット 2015-12-15 9.56.55.png

SDK選択

導入するSDKの選択画面に行きます。今回はCrashlyticsを選択します
繧ケ繧ッ繝ェ繝シ繝ウ繧キ繝ァ繝・ヨ 2015-12-12 1.56.34.png

Script追加

Scriptの追加方法が出てくるので、言われがままに設定をおこないます
繧ケ繧ッ繝ェ繝シ繝ウ繧キ繝ァ繝・ヨ 2015-12-12 1.56.54.png

xcodeで追加する場所は以下の場所です
繧ケ繧ッ繝ェ繝シ繝ウ繧キ繝ァ繝・ヨ 2015-12-12 1.57.39.png

SDKのインストール

SDKをプロジェクトに配置してくれと言われるので、フォルダアイコンをXcode上にDragしてプロジェクトに追加します。
※ 今回でいうと sample_autolayoutの配下です
繧ケ繧ッ繝ェ繝シ繝ウ繧キ繝ァ繝・ヨ 2015-12-12 1.58.30.png

繧ケ繧ッ繝ェ繝シ繝ウ繧キ繝ァ繝・ヨ 2015-12-12 2.05.42.png
今回は直下に配置しましたが、フォルダを作成して管理したほうがよさそうです

設定の追加

あとは手順に沿って、AppDelegeteにコードを追加していけば完了です
fllow.png

動作確認

テストコード追加

プロジェクトへのインストールが終わると、確認用のサンプルコードを提供してくれるので
実際にプロジェクトに埋め込んで動作確認ができます

force.png

動作確認時の注意点

デバックモードだとうまくいかないようです。
シュミレータだとデバックモードでの検証になるので、実機にインストールして確認をします

  • 実機確認した際のメモ
    • xcode7から証明書がなくても、実機確認ができるようになりました。すぐ実機確認ができるので非常に助かる
    • ケーブルをつないだままだと、デバックモードになってしまうのでケーブルを外す
    • 証明書がないとセキュリティでアプリを動かせないので、実機の-[設定]-[一般]-[プロファイル]-でデベロッパを信頼する
    • [Build Settings]-[Build Options]-[Debug Information Format]の値を[DWARF with dSYM File] にする

クラッシュレポートの確認

デモアプリでクラッシュさせたところ、正常にCrashliticsにあがってきました

  • ダッシュボード
    crash1.png 

  • 詳細確認
    詳細情報で端末も確認できます
    crash2.png

  • 詳細確認(issueクローズ)
    さらにissueをクローズしたときのお遊びが素敵
    crash3.png

まとめ

コードに大きく手を入れることなく導入できました。
自前で用意するとログ集計やDBやサーバー等いろいろな事を準備しなければならないので
いろいろな面でメリットがあると思います。

dSYM関連でハマッた箇所がありましたが、これは別途書きたいと思います。
TestFlightのようなテスト端末への配布、ユーザー解析などいろいろできるプラグインがあるので
積極的に試していこうと思います。

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