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Visual Studio Code を利用して Unity アプリをデバッグする

Last updated at Posted at 2015-12-07

Visual Studio Code 0.10 にて、サードパーティによる機能拡張がサポートされました。

これに伴って、Unity デバッガの機能拡張が公開されました。

今回は、この機能拡張を利用して Unity アプリをざっくりとデバッグしてみることにしましょう。

Getting Started

Visual Studio Code のインストールから、Unity デバッガの機能拡張の初期設定については、こちらの記事に書いてある通りにやりましょう。スクリーンショット付きなので、楽勝です。

ブレークポイントで止める

まずは、おもむろに、ソースコードの行数表示の隣りの辺りをクリックしてみましょう。ブレークポイントが付いたり消えたりしますね。それでは、好きなところにブレークポイントを張ってみましょう。そして、Unity でアプリを実行したあとに、デバッガタブにあるデバッグ開始ボタンを押下しましょう。

debug_start.png (832.6 kB)

これでデバッグを始める準備は完了です。アプリを操作して、ブレークポイントで止めてみましょう。

stop_breakpoint.png (854.2 kB)

ブレークポイントで処理が止まると、自動的に Visual Studio Code に制御が移ります。ブレークポイントで止まっている行が黄色く表示されていますね。

デバッグしてみる

デバッグ中は、画面中央上部にデバッガパネルが表示されます。

debugger_panel.png (136.4 kB)

デバッガパネルの使い方は、大体、こんな感じになります。

名称 コマンド 説明
Continue F5 一時停止している処理を再開して、次のブレークポイントまで進める
Step Over F10 同一スコープ内にあるコードを一行ずつ進める
Step Into F11 スコープを限定しないでコードを一行ずつ進める
Step Out Sfhit + F11 現在、実行しているメソッドの呼び出し元までコードを進める
Reconnect - 何らかの要因で Unity アプリとの接続が切断されたときに、再接続する?
使い方よく分かってないので、知ってるひといたら教えて下さい
Disconnect - Unity アプリとの接続を切断してデバッグを終了する

これらを駆使して、デバッグを進めましょう。

変数を見る

VARIABLES ビューで確認出来ます。トグルキーをどんどん開くことで、クラス内部が持つ変数まで見ることが出来ます。

variables.png (297.9 kB)

変数の変化を監視する

特定の変数名上で右クリックから表示されるコンテキストメニューから Debug: Add to Watch を選択することで、変化を監視することが出来ます。監視対象に設定した変数は、WATCH ビューからいつでも確認出来ます。特定の値の変化を追い続けるときに便利ですね。

watch.png (72.2 kB)

コールスタックを確認する

CALLSTACK ビューで確認出来ます。クリックすることで、コードが存在する場合のみ、呼び出し元のコードを表示することが出来ます。

callstack.png (180.2 kB)

ブレークポイントを確認する

BREAKPOINTS ビューで確認出来ます。

breakpoints.png (32.6 kB)

一時的に全てのブレークポイントを無効化したり、不要になったブレークポイントを消したりすることが出来るっぽいです。

デバッグコンソール

デバッグコンソールを起動すると、対話的にコマンドを実行することが出来ます。値を書き換えたりも出来ます。

console.png (100.7 kB)

まとめ

まぁまぁ、普通にデバッグは出来る感じでいいですね。Visual Studio Code は何より軽くてサクサク動きますし、自動補完も効きますし、機能拡張もリリースされて、今後、更に活気付いてくると思うので、ヨサがあります。

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