最近でもストックしてもらえるので需要がある様子。
公式ドキュメント(Ver9.2)のURLが変わってしまったのでリンク先を修正しました
(2016/09/27)
#環境
Mac Book (Early2008)
OS:Lubuntu 14.04
http://hogehoge.com/ でGitlabを運用中
https://hogehoge.com/ でownCloudを使いたい
##理由
ownCloud公式にパッケージがあるけど、パッケージだとapacheも一緒にインストールされてしまう。
Gitlabを先にインストールして使っていたので、apacheはもう使いたくなかった。(検索してもapacheとnginxの同時運用は見つからないしね)
##手順
1.公式サイトの手順でリポジトリ登録して
sudo apt-get install owncloud
まで実行
2.これだと、apache2 + owncloudの環境になる上にapache2のデフォルト
/var/www/html
以下にowncloudが構築される。
3.mysqlにユーザーとDB作成
コマンドはちゃんと調べよう!
create database owncloud default character set utf8
とか
grant all privileges on owncloud.* to newuser@localhost identified by 'password'
とか
4.apacheを停止する
sudo /etc/init.d/apache2 stop
5.nginxで設定ファイルを書く
公式ドキュメント(ver9.2)に設定ファイルがあるので豪快にコピーして/etc/nginx/site-available/owncloud
等でファイル作成
5.1 (バージョンが上がると場所が変わるのでメモ)owncloud Top>Documentation>ownCloudx.x>Administration Manual>Installation>nginx Example Configurations
6.nginxの設定ファイル書き換え
*server_nameは既にGitlabで動いているので削除する
*rootにはowncloudを設置したい場所を書く/home/owncloud/
とか
*fastcgi_passを削除してコメントになっているソケットの方を有効にする
7.SSL証明書の作成と設定
リンク先の手順に従えば大丈夫。
8.owncloud本体を設定ファイルの位置に移動
ユーザーグループが変わって書き込みエラーになるのでnginxがアクセスできるようにする。
sudo chown -R www-data www-data /home/owncloud
とか
9.nginx再起動
再起動する前にsite-available/owncloud をsite-enable/owncloud等にシンボリックリンクを作製しておくこと。
その後、おもむろに再起動
sudo /etc/init.d/nginx restart
以上
追記
この方法だと、パッケージはapacheで動作するようになっているのでパッケージのアップデートに失敗する。
インストール環境だけ残しておいて、毎回コピーする?
パッケージのconfigureオプションをいじる方法があれば、そちらで対応できるかな?
ubuntuでは、ownCloudのVersion 8くらいからapt-get upgradeでapacheの邪魔が入らずにアップデートされるようになったので最新版なら上の設定でも多分大丈夫。