背景
前回の記事の続きです。
今回は、前回立ち上げたRailsに独自ドメインでアクセスできるようにしてみます。
特に手順として難しいものは無いですが、https化へのつなぎの意味合いが強い記事です。
準備
ドメインを持っていない方は、freenomなどで無料のドメインを登録しましょう。
既に持っている方は、そちらをご利用ください。
手順
StaticなIPをもらう
前回の手順の最後でExternal IPが得られたと思いますが、これはEphemeralなアドレスで、状況によって変更されてしまいます。
そこで、これをStaticなアドレスに変更します。
やり方は簡単。
Webコンソールの左のメニュー "Networking" -> "External IP addresses" から先ほどのIPの項目を選び、
EphemeralとなっているtypeをStaticに変更するだけです。
Nameは何でもOKです。
DNSゾーンを作る
まずはゾーンを作ります。
"Networking" -> "Cloud DNS" から、"CREATE ZONE"を押します。
Zone nameには適当な名前、
DNS nameには取得したドメインを入れます。
すると、NSレコードが4つ表示されます。
ns-cloud-b1.googledomains.com.
など
レジストラで設定
このNSレコードをお使いのレジストラで設定します。
freenomであれば、”Manage" -> "Management Tools" -> "Nameservers" -> "Use custom nameservers (enter below)"という所で5つまで設定できるので、1-4をgoogleのNameserverに設定します。
"Change Nameservers"をクリックし忘れると保存されないので要注意です。
Aレコードを設定する
先ほどStaticにしたIPを指定したAレコードを作ります。
確認
適当な時間をおいてアクセスしてみます。
IPでアクセスした場合と同じ表示が出れば成功です
その他
mailgunなどの設定ではドメイン認証が必要ですが、同じメニューでTXTレコードなどを追加できます。