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Dockerのネットワーク周りの備忘

Last updated at Posted at 2014-02-27

boot2dockerのネットワーク周りでちょっとハマったので書いた。間違いがあったら突っ込みお願いします。

Dockerの構造

フロントエンドとデーモン

dockerフロントエンドと、実際にコンテナを操作するデーモンは、go言語で書かれた同一バイナリだが別物だ。フロントエンドは、MacなどLinux以外の環境でも動作する。デーモンは現状ではDebian/CentOSでしか動作しない。通常はフロントエンドとデーモンはUNIXソケットで通信を行う。

デーモンを外部接続を許可させる起動方法

$ docker -d -H tcp://0.0.0.0:4243/ -H unix:///var/run/docker.socket

Debian/CentOSにどういう方法でインストールしたかによるかもしれないが、通常は外部接続を許してないので、起動スクリプトを上記のように変更する。

リモート接続する方法

$ export DOCKER_HOST="tcp://192.168.1.2:4243"

フロントエンド側も通常はUNIXソケットを見に行くので、リモート接続する場合DOCKER_HOSTの環境変数の設定が必要となる。

boot2docker

Linux以外の環境でお手軽にdockerを試すことのできるboot2dockerイメージは、dockerに最小限必要なものだけがインストールされたものだ。Macのbrewで一発インストールできるようになったboot2dockerフロントエンドは、VirtualBoxでboot2dockerイメージを操作するvagrantのようなラッパーだ。

boot2dockerをはじめとした仮想マシン上でデーモンが動作している場合は、コンテナ内部で立ち上げたサーバー類のポートフォワードなどを考えないといけない。方法としてはVirtualBoxのCLIであるVBoxManageを使う方法はhttp://qiita.com/ikuyamada/items/3f12de859a87d51fdd79に書かれている。別の方法としてはsshで接続してsshのポートフォワード機能を使うなどがある。

httpdを起動して、ネットワーク周りを探る

$ cat > Dockerfile
FROM centos
RUN yum install -y httpd
CMD ["/usr/sbin/httpd", "-D", "FOREGROUND"]

$ docker build -t httpd .
$ docker run -d httpd

この状態でhttpdを起動した場合、httpdにアクセスするためには、対象のコンテナのIPを調べて直接アクセスする必要がある

$ docker inspect `docker ps -l -q` | grep IPAddress | cut -d '"' -f 4
$ curl http://出てきたIP/

起動方法を変えることでポートマッピングをすることもできる

$ docker run -d -p 80:80 httpd
$ curl http://localhost/

※この時boot2dockerとかを使ってる場合は、さらにもう一段ポートフォワードする必要があることを忘れないように。

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