CentOS 6 に最新 Git をソースからインストール。コピペ用 - Qiita に触発されてパッケージ化してインストールする方法を書きました。

tl;dr

curl -fsSL https://gist.githubusercontent.com/eru/2a8a342e499809cd12b4/raw/install-git-rpm-centos6.sh | sh

解説

yumコマンド実行時にsudoを付けるか

MY_YUM="sudo yum"
if [ ${EUID:-${UID}} = 0 ]; then
    MY_YUM="yum"
fi

${MY_YUM}に、コマンド名を指定しておいて、eval ${MY_YUM}で実行することで、非rootユーザでも動くハズ

gitパッケージが既にインストールされている場合には削除

eval ${MY_YUM} erase -y git

最終的なインストール時にコンフリクトがでるので予め削除しておく

ビルドに必要なパッケージ類のインストール

eval ${MY_YUM} install -y tar gcc-c++ curl-devel expat-devel gettext-devel openssl-devel zlib-devel perl-ExtUtils-MakeMaker rpmdevtools rpm-build xmlto asciidoc perl-Error

rpmbuildを行うためのディレクトリツリーを作成と移動

rpmdev-setuptree
cd ~/rpmbuild/SOURCES

ソースコードのアーカイブをダウンロード

curl -OL https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/git-${GIT_VERSION}.tar.gz

早速取得したバージョン情報を使う。

SPECファイルの抽出

cd ../SPECS
tar xvf ../SOURCES/git-${GIT_VERSION}.tar.gz git-${GIT_VERSION}/git.spec
mv git-${GIT_VERSION}/git.spec .

ビルドに必要なSPECファイルだけ展開する。実際はファイルを移動される必要はないが、所有者がビルドユーザと同一でないとrpmbuildでエラーがでるので、移動することで所有者を直してる。

パッケージのビルド

rpmbuild -bb git.spec

srpmは特に必要ないので、-bbでバイナリパッケージだけ生成

ビルドして出来上がったものをインストール

eval ${MY_YUM} localinstall -y ~/rpmbuild/RPMS/x86_64/git-${GIT_VERSION}-1.el6.x86_64.rpm ~/rpmbuild/RPMS/x86_64/perl-Git-${GIT_VERSION}-1.el6.x86_64.rpm

必要用最低限のものだけインストールしている。必要であれば、git-svnなどもインストールできる。

後片付け

unset MY_YUM
unset GIT_VERSION

echo "Complete\!\nYou can delete build files 'rm -rf ~/rpmbuild'"

環境変数をアンセットして、完了した旨のメッセージを表示。
~/rpmbuildも削除してしまって問題ないが、前述の通り他のパッケージもインストールしたい人用にあえて残してある。

追記

2016-04-04

各バージョン番号が2桁以上になった場合に、最新の番号が取得できなかったので修正

CentOS 6 に最新 Git をrpmにしてインストール