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Windows10ユーザがPython3.5でOpenCV3を使う環境を作った話

Last updated at Posted at 2015-12-11

(2016.4.6 追記) もっと簡単な方法があったのでリンク置いておきます.
http://qiita.com/sugurunatsuno/items/ce3c0d486bdc93688192

Windows10の環境でもUbuntuと同じ方法でOpenCVをインストールできました.

Windows + Python3でOpenCV3のインストール方法をまとめた記事が無さげ (自分が探すのが下手なだけ?) だったのでメモ.

やること

Windows10環境でOpenCV3をビルドしてPython3.5 (Miniconda) から使えるようにする.

できたこと

以下のようにOpenCV3をPython3.5から読み込んだ.

$ python
Python 3.5.0 |Continuum Analytics, Inc.| (default, Nov  7 2015, 13:15:24) [MSC v.1900 64 bit (AMD64)] on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import cv2
>>> cv2.__version__
'3.0.0-dev'
>>>

参考にした記事

手順

1. GithubからOpenCVのソースをcloneしてくる

$ git clone https://github.com/Itseez/opencv.git

2. CMakeを起動し,先ほどDLしたOpenCVのソースの場所と,ソースをビルドするソリューションファイルを生成する場所を図のように指定する

figure1.png

3. コンパイラとして「Visual Studio 11 2012 Win64」を選択する (vs2013とかでもいいと思う)

figure2.png

4. 赤く表示された変数がいっぱい出てくるので,Python3関連の変数について値を設定する.設定が完了したらConfigureを押す

  • Pythonがインストールされているときは,そのバージョンのPythonに関する値は自動で設定されるっぽい.
  • 自分はPython3の環境としてMinicondaを使っているせいで自動で設定されなかった?

figure4-2.png

5. BUILD_opencv_python3のみが赤く表示されるので,チェックをつけて再度Configure.

  • スクショは再度Configureした後のもの.

figure5.png

6. Generateを押すとbuildにソリューションファイルが生成される

7. ソリューションをVisual Studio 2012で開き,DebugとReleaseそれぞれでビルドする (時間かかる)

  • ビルドの結果,build内にbinとlibというディレクトリができる

8. bin/Releaselib/Releaseの中身をそれぞれbuild/x64/vc11/binbuild/x64/vc11/libにコピーする

  • 参考文献ではビルドすると自動で配置されるぽかったけど,自分の場合は変な位置に生成されたので手動でディレクトリ作成して移動した.

9. build/x64/binのパスを環境変数に追加する

10. 手順4.でPYTHON3_PACKAGES_PATHに設定したパスにcv2.cp35-win_amd64.pydというファイルがあることを確認する

11. Pythonを起動し,OpenCVをインポートしてバージョンが表示できたら完了

$ python
Python 3.5.0 |Continuum Analytics, Inc.| (default, Nov  7 2015, 13:15:24) [MSC v.1900 64 bit (AMD64)] on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import cv2
>>> cv2.__version__
'3.0.0-dev'
>>>
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