CPS Lab Advent Calendar 2016 の 8 日目の記事です。
前日は @harhogefoo のゼロから始めるプログラミング生活 です。
研究室内には誰がいるのか確認する目的で設置された Raspberry Pi がある。今ではみんなでカスタマイズして多機能になったのでまとめてみようと思う。
成長を見てほしいので歴史順に紹介する。
スピーカー再起動
ラボのテレビスピーカーが壊れていて、再起動が必要になる場面がよくある。
詳細: http://ikoann.blogspot.jp/2016/12/iot.html
問題解決の中継器として 受信用 TWE-Lite が生えた Raspberry Pi が設置された。これがはじまり。
室内確認カメラ
二部屋ある研究室が離れていて、もう片方からラボ内に誰がいるか知りたい需要があった。とりあえずカメラがつけられて内向け API で叩けるようにした。
ネットワークにつながってる bot により Slack からコマンドで呼び出せるようになったりした。「これヤバイんじゃない?(プライバシー)」という声が上がり始める。
実際にはあまり使われず、みんなのストレスもあり廃止された。
音声コントロール
「マイクつけたら面白いんじゃね?」というノリでマイクを付けた。
音声認識ライブラリの Julius を使って予め決めたキーワードを受け取って処理できるようにした。
Raspberry Pi に「maimai」と名付けて、「オーケーマイマイ!」で命令待機するようにした。
maimai は耳を得た。
スピーカー再起動も声で出来るようになった。
コーヒー
「maimai にコーヒー淹れてほしいよね」というノリで作った。
**@s_dm_u がコーヒーサーバーをハックした。**ESP8266 で http リクエスト受けたらコーヒーを入れるようにしてくれた。代償に濃度選択ボタンは「濃い」しか選べなくなってしまったが犠牲はつきものだ。
豆を挽いてコーヒーサーバーにセットするところは手伝わなければいけない。すべて maimai に任せるのは傲慢である。でもすべて maimai にやって欲しい。
これで「コーヒー入れて!」で maimai にコーヒーを作ってもらった気分を満喫できるようになった。
スピーカー
「maimai にスピーカーつなげたら面白いんじゃね?」というノリでスピーカーがついた。
AquesTalk や VOICEROID で日本語も喋るようになった。
maimai は声を得た。
内向けにテキスト読み上げ API 化した。また Slack bot によりコマンド化されたが、導入時はちょっとラボが荒れた。
楽曲とか効果音も流せるし、この時は可能性が広がってワクワクしたのを覚えてる。
「力が欲しい」で完全勝利するような音楽流れたり、「トランザム!」でトランザム BGM が流れたり、わけわからないコマンドが増えた。
Chromecast
「天気はテレビに予報図とか表示してほしくね?」というノリで作った。
テレビについてる Chromecast を活用した。pychromecast を使ってメディアをテレビに表示できる。
「雨雲レーダー!」で雨雲レーダー画像を取ってきて表示してくれる。
IRKit
「朝テレビからニュース流してほしくね?」というノリで作った。
残留する学生も多いので目覚ましが欲しかった。
朝7:30 にさわやかな音楽を流し、7:35 にテレビでニュースチャンネルをつけるようにした。
一度大音量でパンクな楽曲流した時メンバーにキレられたので消した。
とりあえず「テレビつけて!」で maimai がつけてくれる。
その他
時報
講義時間の20分前に「x限目の20分間です」と通知してくれる。これにはみんな依存し始めのていて、maimai が止まった時は遅刻しそうになった。
昼飯どきと夕飯どきにも時報をする。
ランダム飯
登録した食事、店舗からランダムにチョイスしてくれる。夕飯時報のときも教えてくれる。
Youtube 再生
API に追加した。url を渡すとプレイしてくれる。