Wi-Fiのボードとして Makerville Knit を買ってみたら技適付きだったので、簡単に紹介してみます。
自分はMarvell 88MW300搭載のボードが欲しかったので、Makerville Knitを買ってみました。
Makerville knit について
- https://makerville.io/knit/
- https://github.com/Makerville/knit
- Wi-Fi + ARMマイコンなボード
- 1個 15USD(送料は3USD)で購入可能。発注から、だいたい一ヶ月ぐらいで届きました。
- インド在住の人が設計、販売
- Marvell 88MW300を搭載
- USBシリアルのチップを搭載
- モジュールはAzurewave AW-CU300
- 技適マークがついてた。 番号は201-152863。 (でも総務省の技適のページで該当の番号が見つからないのですが…。 どうやら、登録外国適合性評価機関で認証された機器の場合は総務省にある検索結果に表示されないみたいです。http://www.soumu.go.jp/main_content/000416996.pdf には載ってました。 )
- Wi-Fiは11n対応で、AP, STAをサポート
- Cortex M4F 200MHz
- 512KB SRAM
- 4MB SPI FLASH XIPをサポート
- GPIO
- UART
- I2C
- PWM
- SPI
- I2S
- ADC 16bit
- DAC 10bit
88MW300のSDKについて
- https://github.com/marvell-iot/aws_starter_sdk
- gccで開発可能
- FreeRTOS + LwIP の構成
- Wi-Fi関連のライブラリはバイナリ提供
ESP8266との比較
good
- ARMなので色々できる
- RAMが512KB
bad
- ESP8266より価格が高い
RTL8710との比較
good
- 技適がついてる
- XIP (eXecute In Place)をサポートしているので、SPI FLASHにあるコードをそのまま実行できる。なのでRAMを有効に使える。
- DACとADCが付いてる。
bad
- RTL8710より価格が高い
あと、技適付きな88MW300のボードとしては太陽誘電のモノもあります。digikeyで買えますが、評価ボード WYSACVLXY-XX EVALUTION BOARD が 142USDとお高いです。