ipkgはいずこ
TVS-471 を手に入れた。
これまでTS-459などを使っていて、redmineやらgitlabやらjenkinsやらsailsやら動かしていたが手狭になったので購入。
SSDを4台ぶち込んでメモリ増量して準備完了。
TS-459と同じ環境と作ろうと思ったのだが...
ファームを4.1.4(今はもう4.2.0が出ているけど)に上げて、ipkgでも入れようかとAppCenterをのぞいたら...ipkgいない...
調べたところ、すでにOptware ipkgはメンテされなくなったようだ。
QNAPware(Entware)を使えとのこと。
上記についてはこのあたりの話を参照
qpkgのインストール
AppCenterに行って手動でインストールする。
今回は/Apps/opt に入るようだ。(/Apps/opt は /share/.../.qpkg/Qnapware/opt にリンクされる)
使い方はおおよそ ipkg と一緒だが、一部違うのでヘルプは見ておいたほうがよいかも。
ソフトウェアの説明が複数行になってるので、listすると見にくい...
めげずにバージョンを確認したところ、新しいバージョンがそろってる!素敵!
ipkgにわざわざ戻す必要はないかなぁ...と思ったのだが...
よく見ると、lib系のパッケージが .h を含んでいない。
本当にライブラリのバイナリだけが欲しければそれでいいのだが、アプリのビルド時にヘッダファイルも要るので、結局ソースを持ってきてビルドするライブラリもありそうだ。
さて、これで色々とソフトウェアをビルド...と思ったらさらに問題が。
toolchainがない!
あれ?qpkgにgccが無いぞ!
これは、QNAPware(entware)のベースとなるOpenWRTでは、
gccのビルドは重すぎる(ターゲットは組み込み機器な)ので入っていないようだ。
さて、どうしたものかと思って調べてみたところQDKを使うことになるようだ。
まずは「Client Development Kit QDK」に行って、
末尾の「Toolchains for Intel x86 and Marvell ARM」 からのリンクをクリック。
その先の cross-project... から適切なほうをダウンロード。(500MB近いので注意)
一覧の最後のほうにpdfもあって簡単な説明は書いてある。
これを適当な場所に置いて展開すると...見たことのあるフォルダ構成で展開される
上記のpdfにもあるように、展開場所にchrootした後、gccのソース一式を持ってきてビルド。
その後に本来の(希望の)場所へコピーすると、gcc使えるようになりました。
nginx動いた!
結局 gcc 5.2.0を入れて多数のライブラリを入れて nginx 1.8.0を動かすところまで来た。
途中でもいろいろあったけど、それはまた今度。
次はredmineだな...