Pythonの数値計算系ライブラリは2012年からほぼすべてPython3に移行完了したらしいので、Python3で環境構築してみた。
複数バージョンのPythonをインストールして使い分けるのは最近ではpyenvが定番らしい。MacだとHomebrewで入るので楽。
brew install pyenv
↓このへんを.zshrcなりに書いておくのを忘れずに。
export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"
pyenv installでインストールできるバージョン一覧が見られる。
pyenv install
...
anaconda-1.9.1
...
...
miniconda-3.0.5
...
...
miniconda3-3.0.5
...
というふうにして、anacondaやminicondaを見つけたので、最初はvirtualenvを使おうと思ってたけど、pyenvだけでいくことにした。
miniconda3をインストールし、
pyenv install miniconda3-3.0.5
pyenv global miniconda3-3.0.5
ここでpyenv rehash
が必要だったかも。
condaコマンドでその他のライブラリをインストール。
conda install numpy scipy matplotlib ipython pandas
conda install pyzmq Jinja2 tornado
(後ろのやつはipython notebookで必要っぽい)
ここでまたpyenv rehash
が必要のはず。(eval "$(pyenv init -)"
をすればpyenv rehash
もしてくれるので、zshrcとかにこれを書いていれば、単に別のシェルを立ち上げるだけで良い)
ビルド済みで配布されているパッケージをインストールしただけなので、自前でのビルドは一切不要。すばらしい。
miniconda3とは
Pythonの数値計算環境構築はみんな面倒だと思ってるらしく、全部入りパッケージとしてAnacondaというのが作られている。AnacondaにはMac用インストーラーとかもあるが、minicondaという最小限ツールだけを入れてライブラリ等を自分で入れることもできる。今回はPython3ベースのminiconda3を使った。
他にもEnthought Python Distribution (EPD)という全部入りパッケージもあって、昔は自分もそれを使っていた。今はCanopyというらしいが、まだPython3に対応していないっぽい。