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[Objective-C] クラス拡張と無名カテゴリ

Last updated at Posted at 2014-02-22

この記事にリンクして、詳細に書いてくれている記事があったので紹介。

クラス拡張とカテゴリの違いの話。

Objective-Cの内部実装にも触れて分かりやすく書いてくれているので、より どういう違いがあるかが分かるかと思います。


AppleのiOS View Controllerプログラミングガイドを読んでいて気づいた。
なんで実装ファイルの方で@interfaceを宣言しているんだろうと思っていたのだけど、これはどうやら クラス拡張 というものらしい。

似たような仕組みに、 カテゴリ がある。
カテゴリは@interface Hoge(anyCategory)で宣言するやつ。
これを無名にしている(つまり@interface Hoge())のが、実装ファイルでよく書かれているやつだ。

なるほど、無名カテゴリだから()なのか。
と腑に落ちたことをTwitterでつぶやいたら、「いや、厳密には違う」と指摘をもらった。
調べてみたら、どうやら クラス拡張 という機能で、カテゴリとは厳密には違う仕組みのよう。

参考にした記事から引用させてもらうと、

クラス拡張は、無名のカテゴリに似ています。が、別物です。一番の違いは、インスタンス変数を宣言できることと、宣言したメソッドはクラス本体の(=カテゴリ無しの)@implementationで実装しなければならない点です。

ということらしい。
確かに外部に公開しないメソッドとかを宣言していたなーと気づいた。

つまりまとめると、

  1. 実装ファイルに書かれている@inteface部は クラス拡張 の宣言
  2. 実装ファイルの@implementationカテゴリなし の実装部分のため、クラス拡張の宣言をしっかりと実装しているために問題なし

ということか。

サンプルコード

// Hoge.h
#import <Foundation/Foundation.h>

// 公開メソッド
@interface Hoge : NSObject
- (void)foo;
- (void)bar;
@end
// Hoge.m
#import "Hoge.h"

// クラス拡張
// ヘッダーに公開されないメソッドとインスタンス変数
@interface Hoge () {
	int _count;
}
- (void)method;
@end

@implementation Hoge
- (void)foo { }
- (void)bar { }
- (void)method { }
@end

##コメントもらったので追記

よく使われるテクニックとして、ヘッダにreadonlyのプロパティを宣言しておき、外部からは読み取り専用にしつつ、実装側のクラス拡張機能でreadwriteにして読み書きできるようにする、というものがあるみたいです。確かに便利そう!

参考にさせてもらった記事は以下です。

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