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VRで出展する際に気をつけること

Last updated at Posted at 2016-12-08

この記事は「数学カフェ_4次元コンテンツ出展の記録 Advent Calendar 2016」の9日目の記事です。

概要

数学カフェの、と書いていながら、数学カフェには実は一度も参加したことがありません。
さらに4次元コンテンツ出展にもまったく関係なく、VRコンテンツを出展するにあたっての注意事項という感じの内容になっています。
というわけで、ほとんど数学カフェ関係ない感じの記事になりますがご了承ください><


今年、2016年はVR元年と呼ばれ、その流れもあって、いたるところでVRのイベントが開催されていたように感じています。
実際、自分自身も色々なところに出展させていただき、いくつかの気づきを得ることができました。
今回の記事ではその気付きを書きたいと思います。

今後、VR関連で出展を考えいている人の参考になれば幸いです。

出展履歴

ちなみに以下のイベントで実際に出展を行いました。

出展したコンテンツはiOS向けのモバイルVRから、Oculus + Leapmotionで遊ぶゲームなど様々です。

20161207-095602.png
Dragon Breaker -TAG-
Oculus + Leapmotionで開発したコンテンツ。
手をかざしてぐーぱーすることでドラゴン○ールの気功弾が撃てるようになる、というシンプルなコンテンツ。
ただ上の動画では声優さんにお願いしたりして、少しストーリー仕立てにして出展したものになります。

スクリーンショット 2016-12-07 22.59.44.png
Another Planets(動画)
Another Planets(App Store)

出展時に注意すること

実際に出展してみて、特に気をつけたほうがいいこと、考慮しておいたほうがいいことを書き出すと以下の感じです。

  1. いちプレイの時間は長くても1分以内に収めること
  2. 並んでいる人にも考慮する
  3. 周りに、どんなコンテンツなのかを知ってもらうためのポップを作ること
  4. 同様に、実際のゲームプレイの動画を作っておくとなおよし
  5. ニンジャマスク、あるいはHMDの皮膚に触れる部分をきれいに拭ける道具を用意しておくこと

それぞれ細かく解説していきます。

1. いちプレイの時間は長くても1分以内に収めること

これは必ずしもこうする必要はありませんが、不特定多数の参加者がいるイベントなどでは参考にしてみてください。

理由としては、コンテンツ自体が1分程度であったとしても、コンテンツの説明、HMDのセットアップ(かぶってもらう、など)、実際のプレイ、HMDの取り外し、などを行っているとすぐに5分は過ぎてしまいます。
参加人数が少ないならもっと長くてもいいかもしれませんが、仮にひとりあたり10分かかるコンテンツの場合、1時間で体験できる人数は6人ほどになってしまいます。

いくつか出展した中で、特に人数が多く並んでくれたときは、待っている時間がとても長くなってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
なのでコンテンツの時間は、そうした「コンテンツ以外の時間」にも気をつけて制作しておくことをおすすめします。
(もしくは並んでいる間も楽しめる仕組みがあるなら、多少長くてもいいかもしれません)

2. 並んでいる人にも考慮する

(1)でも書きましたが、やはりVRは一度の体験人数が少なくなりがちなため、並ぶ人が多くなるケースが多いでしょう。
その際、やはりなにもなく待ってもらうのは申し訳ないのと、あまりに待たせる時間が長いと他のところに移動されてしまう可能性もあります。
そのため、体験者以外の人にも楽しんでもらえるコンテンツになっているとなおいいでしょう。
最近では((4)にも少し書いていますが)クロマキー合成で体験者とコンテンツを合わせて見せる、ということを行うケースも出てきています。

3. 周りに、どんなコンテンツなのかを知ってもらうためのポップを作ること

大体の場合において、出展者は複数人(複数グループ)いるのが通常でしょう。
そしてその場合、当然ながら「どの場所に配置されるか」は主催者の一存になります。

入り口から近い場合はラッキーですが、そうでない場合、参加者はどうしても入り口から近いものを中心に体験していくため、奥の方にあるコンテンツになかなか気づいてもらえない可能性があります。
その場合は、どんなコンテンツを提供しているのか、どんな体験ができるのかを端的に表したポップなどを作っておくと興味を持ってもらうことができます。

またもし、それを紹介するWebサイトなどがある場合はそのQRコードを貼っておいてもいいかもしれません。

4. 実際のゲームプレイの動画を作っておくとなおよし

これは(2)のポップとかぶる部分でもありますが、実際に出展して感じたのは、どういうコンテンツなのかの動画を随時流しておくと意外と興味を持ってくれる人が多い、という点です。

最近ではHTC Viveを利用している場合、クロマキー合成で体験者の実際の体験と、コンテンツ画面を合成して、あたかも体験者がそのコンテンツ内に存在しているかのような動画をその場で生成して流しているケースもあります。
HTC Viveを使ってコンテンツ開発をしている場合は参考にするといいと思います。

ちなみに、クロマキー合成に関してはフレームシンセシスさんの「HTC Viveでクロマキー合成映像を撮影するには」という記事がとても有用なのでぜひ参考にしてみてください。

5. ニンジャマスク、あるいはHMDの皮膚に触れる部分をきれいに拭ける道具を用意しておくこと

自分で開発しているときはそこまで気にならないのですが、実際に他の人のコンテンツを体験してみると気になるのが、「前の人のプレイのあとにHMDをかぶること」です。
あまり気にしない人ならいいのですが、やはり中にはそれに嫌悪感を抱く人もいます。
特に、ホラー系コンテンツだったり、動きが激しいコンテンツの場合は汗をかくことも少なくありません。(HMDは密閉されているので特に汗をかく)
その場合にも対応できるように、ニンジャマスクのようなものを装着してもらうか、あるいはHMDの、肌と密着する部分を清潔に保てるように、消毒用のアルコールを含んだウェットティッシュなどを用意しておくといいでしょう。

以上となります。なにかの参考になれば幸いです。

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