スクラムとは
アジャイルなソフトウェア開発を実践するためのフレームワーク。
常に進む方向を調整しながら目的を達成できるプロダクトをつくるために、全員が一丸となって行うべき作業、会議、成果物を定めたもの。
役割について
プロダクトオーナー
プロダクトバックログの管理の責任者をプロダクトオーナーと呼び、プロダクトについての責任者であり、開発チームを活用してそのプロダクトが生み出す価値を最大化する責任がある。
開発チーム
プロダクトを作るために必要なすべての作業ができなければならない。
例えば、要求を分析する、設計する、コーディングする、サーバーを構築する、テストする、ドキュメントを書くといったこと。
「要求分析チーム」や「テストチーム」といった特定のことしか行わない専門のサブチームは作らない。
メンバーごとにできることが違ったり、能力に差があったりするが、作業を進めていく過程でなるべく複数のことをできるようになるのが望まれる。
スクラムマスター
スクラムのルールや成果物、進め方をプロダクトオーナーや開発チームに理解させ、効果的な実践を促し、スクラムの外にいる人からの妨害や割り込みからプロダクトオーナーや開発チームを守る。
また、プロダクトオーナーや開発チームにスクラムのやり方を教えたり、会議の司会進行を行ったりするような先生役やトレーナーとして振る舞うことが求められる。