5
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Phoenixガイドラインを読んでみた(7) - Template -

Last updated at Posted at 2016-04-26

はじめに

前回はViewを見てきました。
今回はテンプレートです。
次回は、Channelになります。

鋳型

PhoenixのTemplateはpre-compiledなので速いです。
PhoenixのデフォルトのテンプレートシステムはEExです。EExでは、RouterやViewのようなファイル生成も行います。
テンプレートは、標準ではweb/templatesディレクトリの下に、Viewの先頭部分と同じ名前のディレクトリを作り、そこに格納されます。

リスト表示

テンプレートで、文字列や数字を記述する例はいままで出てきましたが、リストの値を表示したい場合にはどうすればよいでしょうか。
答えは、Elixirの内包表現(Comprehension)を使うことです。

connに含まれるリストの全キーを表示する例を書いてみます。まずViewです。

defmodule HelloPhoenix.PageView do
  use HelloPhoenix.Web, :view

  def connection_keys(conn) do
    conn
    |> Map.from_struct()
    |> Map.keys()
  end
end

次にテンプレートを書いてみます。

<div class="jumbotron">
  <p><%= handler_info @conn %></p>

  <h3>Keys for the conn Struct</h3>

  <%= for key <- connection_keys @conn do %>
    <p><%= key %></p>
  <% end %>
</div>

注意が必要なのは、何かを出力する場合は、常に、"<%= %>"を用いなければならないということです。何も出力する必要が無い場合は"<% %>"と"="は必要ありません。

テンプレートの中のテンプレート

上記の例でキーを表示するコードが"<%= key %>"と単純なのでいいですが、これが複雑になると可読性が著しく低下します。
解決方法として、キーを表示する部分を別のテンプレートにすることです。

キーを表示するテンプレートとして、web/templates/page/key.html.eexを以下のように作成します。

<p><%= @key %></p>

ここで、key@keyにしているのは、呼び出しもとでrender関数のパラメータとして値を渡すためです。
@keyは実際には<%= {:ok, v} = Access.fetcch(assigns, :key); v %>と変換されます。

上記で記述したTemplateは次のように変更します。

<div class="jumbotron">
  <p><%= handler_info @conn %></p>

  <h3>Keys for the conn Struct</h3>

  <%= for key <- connection_keys @conn do %>
    <%= render "key.html", key: key %>
  <% end %>
</div>

View間でのTemplate共有

Templateを複数のViewで共有したいというケースはままあります。こういう場合、render関数に明示的にViewを指定することで、他のViewのTemplateを使用することができます。

例えば、先ほどの例でkey.html.eexを複数のView間で共有したいとします。
まず共有用のViewを作成することにします(web/views/shared_view.ex)。

defmodule HelloPhoenix.SharedView do
  use HelloPhoenix.Web, :view
end

次に、このView用のTemplateディレクトリを作成します(web/templates/shared)。そして、先ほどのkey.html.eexをこのディレクトリに移動します。

後は、TemplateをこのViewとサブのTemplate用に変更します。

<%= for key <- connection_keys @conn do %>
  <%= render HelloPhoenix.SharedView, "key.html", key: key %>
<% end %>
5
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?