前回の続きです。
LESSON 5 The data Object
data
オブジェクトは株価の情報を取得するさまざまなメソッド1が用意されています。
直近または過去の株価や出来高の情報を取得できます。
data
オブジェクトは下記の関数で使用できます。
- handle_data()
- before_trading_start()
- schedule_function() 2
data.current()
current()
メソッドでは直近の情報を取得できます。
下記のコードではAPPLの直近の株価を取得しています。
data.current(sid(24), 'price')
引数は 'price' の他に下記の指定ができます。
引数 | 説明 |
---|---|
price | 現在値 |
open | 始値 |
high | 高値 |
low | 安値 |
close | 終値 |
volume | 出来高 |
下記のように複数銘柄を指定することもできます。
この場合、戻り値はpandasのSeries型が返ります。
data.current([sid(24), sid(8554)], 'price')
下記のように複数銘柄に対して複数の戻り値がある場合はpandasのDataFrame型が返ります。
data.current([sid(24), sid(8554)], ['low', 'high'])
data.can_trade()
can_trade()
メソッドは対象の銘柄が取引所で取引可能であるかを返します。取引可能であれば True
を返します。自分でこの機能を実装しようとすると結構大変なので、地味だけど便利な機能ですね。
data.history()
LESSON 6 で解説します。