Cloud Flashとは、無線LAN内蔵micro SDカードアダプタのこと。Eye-FiやFlashAirのストレージ部分が別売りになったようなSDカードです。内部ではLinuxが動いているため、色々と遊ぶ事が出来ます。
備忘録も兼ねて、CloudFlashを便利に使うための設定方法等も紹介していきたいと思います。
telnetログイン方法
CloudFlashはデフォルトで23ポートがopen状態なので、普通にshellログインする事が出来る。
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CloudFlashのAccessPointに接続する。下記の画像では、CLOUD_STORAGEがCloudFlashのAP名。(デフォルトはCloud Flash)
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APに接続したら、telnetコマンドを使い、Cloud Flashのデフォルト設定のIPアドレス192.168.1.1、23ポートにログインする。
ID, passwordは不要。telnet 192.168.1.1 #
便利な設定
DNS
CloudFlashはブラウザから各種設定をする事が出来る。しかし、その際、指定するアドレスは http://192.168.1.1/ となり、入力が少々面倒くさい。そこで、CloudFlash内部のDNS設定を変更し、http://cloud.local/ のように名前で解決できるようにする。
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CloudFlashにtelnetログインする。
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下記のコマンドを実行する。
# echo 'cloud.local 192.168.1.1' >> /mnt/mtd/dnsd.conf # sync
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CloudFlashの電源をOFF/ONする(カードを抜き差しする)
メモ
- busybox DNS serverは/etc/dnsd.confの設定を読み出す。
- CloudFlashはram上のinitrdで動作するため、/etcの上記ファイルを直接編集しても、次回電源ON時には設定内容が消えてしまう。
- 起動時に/etc/init.d/rcSが/mnt/mtd/dnsd.confを/etcにコピーするため、次回電源ON時は/mnt/mtd/dnsd.confの内容が反映される。