概要
GitHubのリポジトリを別のOwnerもしくはOrganizationに引き渡す機能があったので試してみた。以下では権限移譲と呼びます。
特徴
- リポジトリの管理者・所属organizationを移行するGitHubの機能
- GitHub上のみの作業でOK
- GitHubの全機能を移行することが出来る
(コミット、ブランチ、PR、issue、マイルストーン、wiki等。移行先にメンバーが所属している場合のみassigneeも可) - 移譲条件「移譲元の管理者であり、かつ移譲先の管理者であることが条件」
- 当然リポジトリのURLが変わってしまうので、クライアントやデプロイ用ツールのURLを変更する必要がある
参考:https://help.github.com/articles/transferring-a-repository/
作業手順
本手順だとaccount→organizationですが、organization→organizationでも移譲できることを確認しました。特に手順は変わりません。
事前準備
- 権限移譲元リポジトリの管理者であること
- 権限移譲先organizationの管理者であること
アカウント名やorganization名などは黒く塗りつぶしています。
1.リポジトリホームのページでSettingをクリック
2.ページ下部のTransferをクリック
3.出現したダイアログに以下を入力し、実行ボタンをクリック
・移行するリポジトリ名
・移行先のorganization名
4.リポジトリのアクセス権限を選択し、実行ボタンをクリック
※アクセス権限を選択しなくても良い
おしまい
まとめ
- 作業が本当に簡単
- ただ、管理者(もしくはOwner)に設定しなくてはいけないため、状況によっては準備が面倒かも
- issueやPRが大量に存在してもすべて移行できるので非常に助かります