Anaconda 4.4.0(Python 3.6 version) Windowsの最初の設定をメモ代わりに書いておきます。
実行環境
Windows 10 (64bit)
Anaconda 4.4.0 (64bit)
準備
Anacondaのパスを通す。
環境変数PathにC:\Users\xxx\Anaconda3\Scriptsを追加。
(xxxは自分のインストールフォルダを設定)
まず、設定ファイルを作成します。
ここにたどり着くのに結構かかりました。
> jupyter notebook --generate-config
Anacondaをインストールした場所に.jupyter/jupyter_notebook_config.pyが生成されます。
ホームディレクトリの変更
最初にJupyterが立ち上がるフォルダーを好きな場所に変更します。
c.NotebookApp.notebook_dir = 'D:\Sukina\basyo' # 好きなフォルダのパスを記述する
c.NotebookApp.open_browser = False # 勝手にブラウザが立ち上がらないように
Jupyterを立ち上げると、勝手にブラウザも立ち上がって面倒だったので、Falseに設定。
Jupyterを立ち上げてから、http://localhost:8888 にアクセスすればokです。
ショートカットからJupyterを立ち上げる人は
重要:ショートカットの「リンク先(T):」の末尾にある%USERPROFILE%の文字を削除します。
そうしないと、設定ファイルを読み込まれないようです。(はまりました・・・)
OpenCVのインストール
Anaconda4.4.0(2017/06/02最新)だと
condaでインストールできるPython3.6のOpenCVパッケージは無いようです。
> conda install -c https://conda.binstar.org/menpo opencv3
Fetching package metadata .............
Solving package specifications: .
UnsatisfiableError: The following specifications were found to be in conflict:
- opencv3 -> python 2.7*
- python 3.6*
Use "conda info <package>" to see the dependencies for each package.
ネットで検索すると、Python3.5 , OpenCV3.1の組み合わせが出てくるので
3.5の仮想環境を構築して、OpenCVをインストールしてみようと思います。
特に動かしたいコードは無いし、折角なのでOpenCV3をインストールしてみます。
Python 3.5の仮想環境構築
Anacondaで、Python3.5の仮想環境を構築します。
createで、簡単に3.5のインストールと仮想環境の構築ができます。
環境名はpy35です。activateして、環境を変更するとプロンプトが変わります。
conda createにanacondaを入れないと、単にPython3.5を入れただけに
なってしまうので、変更しました。
> conda create --name=py35 python=3.5
> conda create --name=py35 python=3.5 anaconda
Fetching package metadata ...........
> activate py35
(py35)
(py35) conda install -c https://conda.binstar.org/menpo opencv3
再度、conda経由でインストールすると、無事OpenCVがインストールできました。
一応、確認。
(py35) python
>>> import cv2
>>> cv2.__version__
'3.1.0'
無事、OpenCV3.1がインストールできました。
[追記]
Jupyterで選択できるように、カーネルを追加します。
Jupyter:[Kernel]->[Change Kernel]->[py35]
(py35) ipython kernel install --user --name=py35 --display-name=py35
Jupyterのカーネル選択は、Jupyterで複数カーネルを簡単に選択するための設定を参考にしました。
というかそのままです。