2017年8月更新
最新のKivy1.10でインストール方法が変わりました。
基本は公式サイトのインストール方法でインストール出来ます
https://kivy.org/docs/installation/installation-windows.html
翻訳してます
https://pyky.github.io/kivy-doc-ja/installation/installation-windows.html
管理権限でコマンドプロンプトを立ち上げます。
pipとwheelを最新版にバージョンアップします。
python -m pip install --upgrade pip wheel setuptools
各種ライブラリのインストール
python -m pip install docutils pygments pypiwin32 kivy.deps.sdl2 kivy.deps.glew
python -m pip install kivy.deps.gstreamer
ANGLE(OpenGl ESのDirectX実装)のインストール
python -m pip install kivy.deps.angle
kivy本体のインストール
python -m pip install kivy
サンプルコードをインストールします。
python -m pip install kivy_examples
上で上手くいかない場合があります。
多分Python3.5以上でKivy本体をインストールしようとすると、以下のエラーが出るかと思います。
kivy\include\gl_redirect.h(37): fatal error C1083: include ファイルを開けません。'GL/glew.h':No such file or directory`
これは、Kivyは描画にOpenGL ESを使用していて、Python3.5以上はglewとVisual Studio2015を入れればインストールできます。
やり方は以下の通り。
①Visual Studio 2015 commnityのインストール※2017でももしかしたら大丈夫かもしれないですが未検証です
②以下からglewの最新のバイナリをとってくる、
http://glew.sourceforge.net/
③「C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0\VC」配下にバイナリを配置する
※バイナリのzipを展開するとlibとかは32bit用と64bit用が出てきましたがとりあえず32bitをコピーしてみてください。
この状態で再度Pipでkivyをインストールする
python -m pip install kivy
たぶんこれで上手くいくかと思います。
ただ、Visual studioを一からダウンロードしてインストールするとかなり時間がかかります。
そんなに時間をかけたくない、上のやり方がよくわからない、インストール時に他のエラーが出た場合は
非公式パッケージをダウンロードしてインストールしてください。
(kivy)Christoph Gohlke's package collection.
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※2016年7月現在のインストール方法になります。
Kivyが1.9.1にバージョンアップされアップデートの方法が変わりました。
Windowsでのインストール方法についての説明です。
KivyではPython3系の推奨は3.4ですが、実は3.5でもインストールして動かすことはできます。ただし一部の機能(ffmpgを使った動画再生等)は実行できません。
#検証環境
Visual Studio Community 2013
Kivy1.9
Windows10 x64
#Python3系(3.4)の32bitでのインストール方法
基本は公式サイトのインストール方法でインストール出来ます
https://kivy.org/docs/installation/installation-windows.html
管理権限でコマンドプロンプトを立ち上げます。
pipとwheelを最新版にバージョンアップします。
python -m pip install --upgrade pip wheel setuptools
各種ライブラリのインストール
python -m pip install docutils pygments pypiwin32 kivy.deps.sdl2 kivy.deps.glew
python -m pip install kivy.deps.gstreamer --extra-index-url https://kivy.org/downloads/packages/simple/ Install kivy:
kivy本体のインストール
python -m pip install kivy
以上で完了です。未検証ですがPython2系も以上のやり方でインストールできるかと思います
#Python3系(3.4 or 3.5 )とPython3系(3.5 )32bitとのインストール方法
64bitの場合、各種ライブラリのインストールでエラーになります。おそらく64bit対応していないライブラリーをインストールしようとしているためかと思います。
そこでコンパイル済みのwhlを使用してインストールします。
カリフォルニア大学アーバイン校のLaboratory for Fluorescence DynamicsのChristoph Gohlkeさんが作成しているwhlをダウンロードして使用します。
(kivy)Christoph Gohlke's package collection.
サイトの先頭でアンオフィシャルと書かれていますが、MicrosoftのPTVSのドキュメントでも紹介されています。
参考:Python Tools for Visual Studio Installation
サイトに移動後、該当のバージョンの
whlをダウンロードします。今回はPython3.5(64bit)を使用しますので、以下のwhlをダウンロードします。
Kivy-1.9.1+sdl2-cp35-none-win_amd64.whl
pipでwhlを指定します。
`python -m pip install Kivy-1.9.1+sdl2-cp35-none-win_amd64.whl
以上の内容で実行するとインストールできます。
#実行方法
ファイルをvisual studio上で新規に作成します.
kivyの本家のサイトにも紹介してある、以下のコードを実行し、実行できればインストールは完了しています。
from kivy.app import App
from kivy.uix.button import Button
class TestApp(App):
def build(self):
return Button(text='Hello World')
TestApp().run()
#参考(Windows以外のインストール方法について)
Windows以外のインストール方法については以下の記事が参考になります。
参考:PythonのマルチプラットフォームGUIライブラリkivyを使ってMac, Ubuntu, iOS用のGUIアプリを作る方法
#Kivyについてよく知るために
Kivyの公式マニュアルの翻訳を行っています。
公開サイト:https://pyky.github.io/kivy-doc-ja/
翻訳ファイルの置き場Github:https://github.com/pyKy/kivy-doc-ja
#参考(過去バージョンのパッケージについて)
ページはないですが、以下のフォルダ配下に各バージョンのパッケージがあります。
古いパッケージが必要な場合はここから探してみてください。