PhpStormには、PHPのコード中の一部をPHP以外の言語として扱えるLanguage Injectionという機能があります。
文字列の中にHTMLやSQLを書いたときに自然とハイライトされるアレです。
ちなみにSQLはPhpStormでDBの接続設定を行うとテーブルやカラム名の補完やチェックも行ってくれます。すごい。(実際の設定は割愛します)
通常の文字列中で、自動的に言語の判別をしてくれるのはHTMLやSQLの一部の言語だけで、それら以外は手動でLanguage Injectionを設定することが出来ます。alt + Enter
で現れるコンテキストメニューからLanguage Injection
を選択し、候補から選ぶことが出来ます。
シンタックスチェックが行われるのでプレーンテキストではわかりにくかったシンタックスエラーが一目瞭然です。文字列中にHTMLやjavascriptを埋め込むのは若干気が引けますが使わざるを得ないケースは往々にしてあるのでその時は有効活用しましょう。
また、ヒアドキュメントでは終端IDを特定の文字列にすることで自動でLanguage Injectionが行われます。
終端IDを言語名にすることでその内側はすべてその言語として扱われます。
文字列中では直接指定できないjavascriptや正規表現も直接指定できるので便利(?)です。あと何気にSQLはPDOやmysqliのプレースホルダに対応しています。
またHTML上でもLanguage Injectionが利用できます。styleタグの中はcss、scriptタグの中はjavascriptとして扱われるのは当然ですが、それ以外の特殊なケースもあります。
javascriptのexecuteSql
中の文字列はSQLとして扱われます。
またscriptタグでは中身がtypeで指定されたファイルタイプに応じた言語として扱われます。HTML中にjavascriptで利用するテンプレートを置く際等に利用できます。(ただしテンプレートの種別までは指定できないので物によってはエラーで見苦しいことになります…)
直接利用するシーンはそれほど多くはないと思いますが、埋め込まれたコードの可読性が良くなるので、利用法を覚えておくと役に立つこともあるかもしれません。
個人的にSQLはAcriveRecordを利用しないプロダクトでとても重宝しています。
ということでPhpStormの変態機能Inject Languageでした。
明日からはまたVexus2先生のオンステージです!がんばってください!