ウェイトコントロールのための器具
筋トレを行う上で常に確認していたいのが自らのウェイトです。最近では単なる「体重計」以外にも「体組成計」などの体脂肪率やその他の関連データが測定できる器具が多く発売されています。
メーカーで言えばタニタやオムロン、パナソニックあたりが有名でしょうか。
Withings
そんな中、僕が選んだのが Withings の体重計です。
これは主に以下の数値を記録できます。
- 体脂肪率
- 心拍数
- 体重
- 空気の質(???)
値段が少々張りますが、この器具が持つメリットを考えれば妥当だと思っています。また、Amazon のセールの対象になることが多いので、急がなければその機会を狙って安く購入するのも一つの手段です。
Withings の何がいいか
比較サイトやレビュー記事などがあるのでわかると思いますが、この体重計、Wi-Fi が使えるんです。他メーカーの安価帯の器具ですと、スマホとの Bluetooth 連携のみで、Wi-Fi に対応したものはほとんど無いと思います。
オートメーション化が大好きなプログラマとしては、ただ一つの作業でもそれが繰り返されることはイケてないと感じるはずです。DRY じゃないです。この体重計は最初に Wi-Fi の設定さえすれば、あとは乗るだけで計測され、計測終了時点でサーバに計測データを飛ばすだけの超簡単仕様です1。
そしてさらに素晴らしいのが、Withings アカウント です。こちらの Webサイト は当然として、スマホのアプリも存在します。また毎週メールでも現在の状況を通知できます。
そしてこれらは全て無料なのです。
Withings のダッシュボード
アカウントにログインしてダッシュボードを表示させると以下のような表示になります。
基本的なデータはもとより、「家族」や「友だち」、「バッヂ」といった機能もあって、それぞれでデータを競ったりできます。歩行データについては Google Health のデータをこれまた自動で拾ってくれます。
あなたがやることはそう、ただ体重計に乗るだけです。
Withings API
これだけで終わると単に Withings の回し者に終わってしまうので、Qiita らしいことも最後に。
なんとこの Withings、API が用意されているのです。機能も豊富で、アプリケーションに用いるような用途では十分な機能が用意されているのではないでしょうか。
Withings API の簡易利用手順
簡単に Withings API の利用方法を説明します。
まずこちらからデベロッパー登録をします。すると「API Key」と「API Secret」がもらえます。
これを「Step 1 : get a oAuth "request token"」の「Consumer key」および「Consumer secret」に入れ、青い Generate ボタンを押します。
出てきた URI にアクセスすると、「oauth_token」と[oauth_token_secret」がパラメータとして入手できます。そうしたら次の「Step 2 : End-user authorization」の「Request token key」および「Request token secret」にそれらの値を入力します。また Generate ボタンを押します。
「Step 3 : Generating access token」は正直よくわからなかったのですが、任意の(?)ユーザーIDを入れます。 この値はパラメータとしてコールバックに使われるということです。再び Generate ボタンを押します。
そして生成された「oauth_token」および「oauth_token_secret」および「userid」を用いて「Result (click to perform request)」のところに現れた URI にアクセスしましょう。ん?500?
今アクセスした URI の userid パラメータが、もしかして「Step 3」で入力したユーザーIDになっていませんか。userid は先ほどの操作により得られた値です。7ケタあたりの数値です。URI を書き換えましょう。そうしてアクセスすれば以下のように値が返ってくるはずです。
API の利用方法
API の利用方法ですが、まず考えられるのは、一定時間(期間)おきに Twitter などの SNS に自らの体重や体脂肪率を投稿するという用途が考えられます。前回測定との絶対値比較や比率比較などを織り交ぜます。その際は数字を処理してボカしたりしてもいいかもしれないです。
自らが数値を認識することはもちろんですが、目標や現状を周囲に宣言することで目的達成へのモチベーション(後に引けない度)が向上するでしょう。
スプレッドシートに投げて、細かくデータを取り、リアルタイムでグラフ描画とかも面白そうですね。まぁダッシュボードが良い出来なので、ダッシュボードに含まれないようなデータの可視化がいいのかなと思います。
ウェイトコントロールでより良い筋肉を!
直接的に筋肉に関係することではないですが、ウェイトコントロールは筋肉の状態を定量的に測定するために便利な手法です。ただそれは筋トレ同様に続けなければ意味がありません。Wi-Fi や API で自動化が可能な Withings の体重計(冒頭以外にも多くの機種があります)を利用してみるのはいかがでしょうか。
-
測定にやや時間がかかるのが欠点ですが ↩