31
31

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Web用のシンボルフォントを作る現実的な方法

Last updated at Posted at 2013-04-19

注・こちらの記事はやや内容が古くなっているので、Symbols for Sketchをどうぞ

リブライズのアイコンをWebフォント化するにあたり、色々はまってしまったので、さくっとシンボルフォントを作るためのテンプレートをGitHubに公開しました。Ligature (合字) を使った方法が最近のトレンド(?)ですが、デザイナがしょっちゅう更新をかけるような場合、うまく使えるツールがないのが現状。ここでは、Font Awesomeなどと同様に、UnicodeのPUA (プライベート領域) にフォントを割り付ける、比較的「枯れた」方法をとります。

このテンプレートを使うのに、必要なソフトは2つ。

Glyphs mini は比較的最近出てきたGlyphsというフォント作成環境の廉価版です。シンボルフォントを作るには十分な機能を備えていて、$45くらい。このニッチな業界としては、限りなくお買い得です。

その他、フォントの変換をローカルで行う場合は、FontForgeなどが必要ですが、その辺りは割愛します。mekkablueさんの説明へのリンクを後半に載せていますので、そちらをどうぞ。

(というわけで、下記は Symbols の日本語訳です)

symbols.ai

シンボルというかアイコンを、Illustrator CS6で作るためのテンプレートです。

  • 1792 x 1792 px : ひとつのフォントのサイズ。1792 = 128 x 14 = 64 x 28 なので、14px または 28px で表示した場合に、くっきりはっきり。※Font Awesomeと共通です。Bootstrapの標準文字サイズも14pxです。
  • 64 ドキュメント : ひとつのIllustratorファイルに、64文字分のドキュメントが含まれています。64という数字は、ひとつのWebサイトを作成する上では十分な数字です。

Illustrator

symbols.glyphs

Illustratorで作成したアイコンを Glyphs mini or Glyphs でフォントにするためのテンプレート。

  • 1792 x 1792 px : Illustratorのテンプレートに揃えてあります。(unit per em は1792です)
  • U+F700 ~ U+F73F が割当済みです。これらはUnicodeの PUA (プライベート領域)です。

Glyphs mini

使い方

  1. GitHub から ダウンロード
  2. Illustratorで symbols.ai テンプレートを使って、アイコン制作。
  3. symbols.glyphs をGlyphs mini で開いておいて、コピー & ペースト。
  4. fonts ディレクトリに Glyphs mini から、OTF(= Open Type Font)でエクスポート。
  5. OTFを各種Webフォントに変換。@font-face kit generator などを参照のこと。変換したフォントもfontsディレクトリに。
  6. test.html を開いて、フォントが正しくエクスポート/コンバートされたか確認。
  7. symbols.css をお好みで書き換え :-)

上級編(?)

黒い画面を見ても大丈夫な人は、ローカル環境でもWebフォントの変換が可能です。

  1. 未インストールの場合は、FontForgeと周辺ツールをインストール。 the instruction written by mekkablue 参照。
  2. Meta.xml を書き換えて、ライセンスなどを記載。WOFFを作るために必要です。
  3. 黒い画面で、レポジトリのディレクトリに移動。 cd your/repository
  4. スクリプトを実行。 sh webfontmaker.sh 自動的に、fontsサブディレクトリに各種フォントが変換されているはず。

Glyphs mini で、OTFを出力したら、自動的にこのスクリプトが走るように、gruntjsあたりを仕込むのが良さそうです。(やってないけど)

Appendix

webfontmaker.sh is originally created by mekkablue. See more detail here…

31
31
3

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
31
31

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?