GoogleMapsAPI公式のnpmパッケージは、Promiseも使えるよ

Node.jsからGoogleMapAPIを使うにはいくつか方法があると思うのですが、個人的には公式のnpmパッケージが良いです。

googlemaps/google-maps-services-js

インストール

$ npm install @google/maps --save

あるいは、

$ yarn add @google/maps

コールバック関数…？

それで、いざ使ってみようとすると、公式のリファレンスにこんなサンプルコードが。

// Geocode an address.
googleMapsClient.geocode({
  address: '1600 Amphitheatre Parkway, Mountain View, CA'
}, function(err, response) {
  if (!err) {
    console.log(response.json.results);
  }
});

google-maps-services-js#Quick Start

コールバック関数…。
現代のNode.jsアプリケーションの作成において、非同期処理はコールバックではなくPromiseをベースに開発している方が多いかと思います。

そこで、もうちょい調べてみたところ、ありました。

初期化時にPromiseを渡す

まず、初期化時にPromiseを渡します。

const googleMapsClient = require('@google/maps').createClient({
  key: 'your API key here',
  Promise: Promise
})

asPromise() でPromise化

そして、メソッドを実行する時に、asPromise関数をチェーン呼び出しします。
geocodeメソッドを使って座標とアドレス情報を変換するなら以下の通り。

googleMapsClient.geocode({...}).asPromise()

directions メソッドを使って座標から方向を得るなら以下の通り。

googleMapsClient.directions({...}).asPromise()

then, catch, cancel, finally

asPromise でPromise化した場合、then, catch, cancel, finally の4つのチェーンメソッドが使えます。

公式リファレンス: Interface: RequestHandle