ARMも64bitが当たり前になりつつある昨今ですが、一般人には動かせる環境が無いです。。
とりあえずですが、2014年6月現在、ARM社からFastModelというシミュレータが落とせるのでLinux-PCをホストとして遊ぶことができます。
いい時代になったもんです。
で、ファーストコンタクトとして、とりあえずの動かし方がなんかわかりにくいのでまとめてみました。
##動かすのに必要なもの
[ホスト環境]
Ubuntu 12.04(64Bit)
(ほかのLinuxでもできるかもしれない。64Bitは必須の模様)
##入手方法
以下より、ARM V8のファウンデーションモデルを入手します。
http://www.arm.com/ja/products/tools/models/fast-models/foundation-model.php
から、「今すぐダウンロード」でダウンロードできます。
(要ログイン。登録は無料)
うまくダウンロードできない場合は、いったんsilver.arm.comからログインして
「Download」-「Fast Models Main product」を選択してダウンロードしてください。
##とりあえず動かす
ダウンロードした FM000-KT-00035-r0p8-52rel06.tgz を適当な場所に展開
models/Linux64_GCC-4.1/Foundation_v8
がシミュレータ本体になります。
とりあえずHello Worldを出したい場合は
$ ./Foundation_v8 --image ../../examples/hello.axf
とすれば動きます。
実行例:
$ ./Foundation_v8 --image ../../examples/hello.axf
terminal_0: Listening for serial connection on port 5000
terminal_1: Listening for serial connection on port 5001
terminal_2: Listening for serial connection on port 5002
terminal_3: Listening for serial connection on port 5003
Simulation is started
Hello, 64-bit world!