UbuntuServer16でChinachu γを実行

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    前提

    • UbuntuServer16.04LTEをインストールして適当なIPアドレスを割り振ってください。
    • OSインストール時にインストールするソフトウェアとして「Standard system utilities」(と、SSHで操作するために「OpenSSH Server」)をインストールしておいてください。
    • 本説明では、PT3で録画する事を前提にしております。(機器としては「PT3」と「カードリーダ」を用意してください)
    • 説明内では面倒くさいのでsudoを使用していません。rootユーザをsuで入れるようにしておいてください。
    • 本説明では、MirakurunとChinachuを同一サーバ内に構築しています。

    時間の設定

    SSHでログインし以下のコマンドを順番に実行してください。

    su -
    apt -y install ntpdate ntp
    service ntp stop
    ntpdate ntp.ubuntu.com
    service ntp start
    

    諸々のツールのインストール

    続けて以下のコマンドを実行してください。

    apt -y install pcscd pcsc-tools libpcsclite-dev autoconf build-essential curl git-core libssl-dev libtool libboost-all-dev pkg-config yasm dkms unzip
    

    上記のコマンドでカードリーダツールが正常に動作しているか、以下のコマンドで確認してください。

    pcsc_scan | grep "Japanese Chijou Digital"
    

    すると、以下のような表示が出力されますのでCtrl+Cで止めてください。

        Japanese Chijou Digital B-CAS Card (pay TV)
    

    PT3ドライバのインストール

    まず、デフォルトでインストールされているPT3ドライバを除外するため、以下のコマンドを実行してください。

    vi /etc/modprobe.d/blacklist.conf
    

    ファイルの末尾に以下の行を追加してください。

    blacklist earth-pt3
    

    続けて以下のコマンドを順番に実行してください。

    cd /tmp
    git clone https://github.com/m-tsudo/pt3.git
    cd pt3/
    make
    make install
    ${SHELL} ./dkms.install
    

    実行後、rebootコマンドでリブートしてください。

    起動後、SSHでログインし以下のコマンドで確認

    lsmod | grep pt3
    

    以下のように表示されることを確認。(数字は都度変わります)

    pt3_drv                45056  0
    

    ついでに以下も確認

    ls -la /dev/pt*video*
    

    以下のように表示されることを確認。(デバイスの数はPT3の枚数によって変わります)

    crw-rw-rw- 1 root video 246, 0  1月  3 15:02 /dev/pt3video0
    crw-rw-rw- 1 root video 246, 1  1月  3 15:02 /dev/pt3video1
    crw-rw-rw- 1 root video 246, 2  1月  3 15:02 /dev/pt3video2
    crw-rw-rw- 1 root video 246, 3  1月  3 15:02 /dev/pt3video3
    

    arib25ライブラリのインストール

    PT3ドライバが正常にインストールされていれば、続けて以下のコマンドを実行してください。(rebootしているのでsuを忘れずに)

    su -
    cd /tmp
    wget http://hg.honeyplanet.jp/pt1/archive/c44e16dbb0e2.zip
    unzip c44e16dbb0e2.zip
    cd pt1-c44e16dbb0e2/arib25
    make clean
    make
    make install
    

    recpt1のインストール

    続けて以下のコマンドを順番に実行してください。

    cd /tmp
    wget http://hg.honeyplanet.jp/pt1/archive/tip.tar.bz2
    tar xvjf tip.tar.bz2
    cd pt1-c8688d7d6382/recpt1/
    sed -i".org" 's/pt1video/pt3video/g' pt1_dev.h
    ./autogen.sh
    ./configure --enable-b25
    make
    make install
    

    インストールが正常に終わっているかを確認するため、以下のコマンドを実行してください。
    15の部分は、地域によって変わります。(15は広島のNHKです)

    cd /tmp
    recpt1 --b25 --strip 15 20 test.ts
    

    出来上がった「test.ts」をWindowsマシンあたりに持ってゆき、VLC等のツールで映像が表示されることを確認してください。

    Node.jsのインストール

    続けて以下のコマンドを順番に実行してください。

    apt install -y nodejs npm
    npm cache clean
    npm install n -g
    n stable
    

    node -vコマンドで"v5.9"以上が表示されていることを確認してください。

    Mirakurunのインストール

    続けて以下のコマンドを順番に実行してください。

    npm install pm2 -g
    npm install mirakurun -g --unsafe --production
    npm install rivarun -g
    npm install arib-b25-stream-test -g --unsafe
    

    Mirakurunが起動されていることを以下のコマンドで確認してください。

    ps ax|grep Mirakurun
    

    以下のように出力されていればOKです。(例によって数字は都度変わります)

     5761 ?        S<sl   0:01 Mirakurun: Server
    

    Mirakurunの設定

    以下のコマンドを実行し、チューナ設定を変更してください。(エディタ操作はviです)

    mirakurun config tuners
    

    「PT3-S1」〜「PT3-T2」のisDisabledfalseに変更

    以下のコマンドを実行し、チャンネル設定を変更してください。(エディタ操作はviです)

    mirakurun config channels
    

    地デジ(「type」が「GR」のチャンネル設定箇所)は、地域によって変わります。
    広島市内だと以下の設定でいけると思われます。

    - name: NHK
      type: GR
      channel: '15'
    
    - name: 教育
      type: GR
      channel: '14'
    
    - name: 中国放送
      type: GR
      channel: '18'
    
    - name: 広島テレビ
      type: GR
      channel: '19'
    
    - name: 広島ホームテレビ
      type: GR
      channel: '22'
    
    - name: テレビ新広島
      type: GR
      channel: '23'
    

    他の地域については、マスプロのサイトに有るチャンネル一覧表あたりが参考になると思います。

    以下のコマンドで、Mirakurunをリスタートしてください。

    mirakurun restart
    

    MirakurunのEPG情報が更新されるまでに数分かかります。
    数分後、以下のコマンドで設定したチャンネルの情報が取得できていること(「type」タグの中に「id」タグが存在すること)を確認してください。

    rivarun --list | sed 's/},/},\n/g'
    

    rivarun経由で録画ができることを確認します。

    rivarun --b25 --ch GR/15 20 test.ts
    

    BSの確認は以下の通り

    rivarun --b25 --sid 101 --ch BS/BS15_0 20 test2.ts
    

    「status」が「200」以外だと、エラーです。
    rivarunのコマンド引数を確認し、それでもだめな場合は インストールに失敗している可能性があります。

    Chinachu γのインストール

    Chinachuは、chinachuユーザで実行します。(もちろん別ユーザでもOKです。その場合は、以下の説明を読み替えてください)

    以下のコマンドでchinachuユーザを追加します。
    (パスワード以外はEnterキーのみで良いです)

    adduser chinachu
    sudo -i -u chinachu
    

    以降は「chinachu」ユーザでの操作となります。

    chinachuユーザのホームディレクトリ配下に「chinachu」ディレクトリを作成しインストールを行います。
    以下のコマンドを順番に実行してください。

    git clone git://github.com/kanreisa/Chinachu.git ~/chinachu
    cd ~/chinachu
    ./chinachu installer
    

    インストーラを実行すると以下のように表示されます。

    Chinachu Installer Menu:
    [!] These are installed under all /home/chinachu/chinachu/...
    [!] Recommend the Auto installation.
    1) Auto (full)      3) Node.js Environment  5) ffmpeg
    2) submodule        4) Node.js Modules
    what do you install? >
    

    「1」(「Auto」)を選択してください。(時間がかかります)

    Chinachuの設定

    以下のコマンドを実行し、録画予約用の空ファイルと Chinachuの設定ファイルを用意します。

    echo "[]" > rules.json
    cp config.sample.json config.json
    

    以下のコマンドでChinachuの設定ファイルを開きます。

    vi config.json
    
    • 「wuiUsers」のユーザ名/パスワードを変更してください。
    • 「wuiPort」のWeb画面のポート番号を「10772」に変更してください。
    • 「recordedFormat」は、出力される録画ファイル名のフォーマットです。(ここを参照して設定してください)

    以下のコマンドを実行し、Chinachuのサービスが起動することを確認してください。

    ./chinachu service operator execute
    

    以下のように出力されていればOKです。
    Ctrl+Cで止めてください)

    3 Jan 21:43:12 - MKDIR: ./recorded/
    3 Jan 21:43:12 - READ: `/home/chinachu/chinachu/data/reserves.json` is updated.
    3 Jan 21:43:12 - READ: `/home/chinachu/chinachu/data/recorded.json` is updated.
    3 Jan 21:43:18 - SPAWN: node app-scheduler.js (pid=7646)
    3 Jan 21:43:18 - STREAM: ./log/scheduler
    3 Jan 21:43:19 - EXIT: node app-scheduler.js (pid=7646)
    3 Jan 21:43:20 - READ: `/home/chinachu/chinachu/data/reserves.json` is updated.
    

    以下のコマンドでEPG取得を行ってください。

    ./chinachu update
    

    PCリブートすると、Chinachuが立ち上がらなくなるので、以下のコマンドを実行し起動スクリプトを作成します。

    ./chinachu service operator initscript > /tmp/chinachu-operator
    ./chinachu service wui initscript > /tmp/chinachu-wui
    
    su -
    cd /tmp
    chown root:root chinachu-*
    chmod 755 chinachu-*
    mv chinachu-* /etc/init.d/
    update-rc.d chinachu-operator defaults
    update-rc.d chinachu-wui defaults
    service chinachu-operator start
    service chinachu-wui start
    

    以下のコマンドでChinachuが起動していることを確認してください。

    ps ax | grep chinachu
    

    以下のように出力されていればOKです。(例によって数字は都度変わります)

     7813 ?        S      0:00 /bin/bash /home/chinachu/chinachu/chinachu service operator execute
     7874 ?        S      0:00 /bin/bash /home/chinachu/chinachu/chinachu service wui execute
    

    Chinachu画面へアクセス

    最後にブラウザから「http:// サーバのIPアドレス:10772」でChinachuに接続してください。
    ユーザ名とパスワードはconfig.jsonで設定したものです。

    参考

    最後に

    今回は、Chinachu γが2016年クリスマスにリリースしたので正月休み終わりにお試しでインストールしてみました。

    現在のウチの環境はEpgrecUNAで安定稼働しております。
    Chinachu γ(と言うかChinachu自体)で1日以上の連続稼動は確認しておりません(w
    これから、使い比べて良ければシフトしていこうかなぁ…。

    ほぼほぼ、殴り書き状態ですので指摘等はコメントにてお願いします。