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Web MIDI APIによるDAW → ブラウザ → DAW連携の方法

Last updated at Posted at 2016-05-03

概要

Web MIDI APIにより、

DAWで和音を鳴らす
→ ブラウザのアルペジエーターでアルペジオ生成
→ DAWでアルペジオをレコーディング

ができます。そのための方法を記します。
(アルペジエーター以外のアプリも同じです)

方法

準備

  • DAWの和音トラックを和音ごとコピーし、アルペジエーター制御用トラックを作成
  • loopMIDI等で仮想MIDI portを2つ作成

DAW → ブラウザ の設定

  • DAWのアルペジエーター制御用トラックで、出力を「仮想MIDI port 1」に
  • ブラウザのアルペジエーターで、入力を「仮想MIDI port 1」に
  • ブラウザのアルペジエーターの例
  • 動作確認
  • DAWで演奏し、ブラウザで 0x90(MIDI CH 1のノートオン) が表示されれば成功

ブラウザ → DAW の設定

  • ブラウザのアルペジエーターで、出力を「仮想MIDI port 2」に
  • DAWのアルペジオトラックで、入力を「仮想MIDI port 2」に
  • 動作確認
  • DAWで演奏し、DAWのアルペジオトラックで、アルペジオが演奏されれば成功

仕組み

  • DAWのアルペジエーター制御用トラックのMIDIシーケンサで和音を鳴らし、
    それをDAWのMIDI出力で、仮想MIDI port 1へ出力します。
  • ブラウザのアルペジエーターは仮想MIDI port 1から和音のノートMIDIデータを受信し、
    それを元にアルペジオのノートMIDIデータを生成し、
    それを仮想MIDI port 2へ送信します。
  • DAWのアルペジオトラックのMIDIシーケンサは、
    仮想MIDI port 2からアルペジオのノートMIDIデータを受信し、
    演奏やMIDIレコーディングを行います。

問題対応

  • DAWのアルペジオトラックでアルペジオが鳴らない その1
    → DAWのアルペジオトラックをクリックしてみましょう。
    (DAWの仕様で、クリックされたトラックのみMIDI INを受け付けている可能性があります)
  • DAWのアルペジオトラックでアルペジオが鳴らない その2
    → DAWがMIDI信号を受け付けているか確認してみましょう。
    DAWのMIDI IN設定を再確認したのち、DAWにnote onを送信し、DAWが鳴ることを確認してみましょう
  • アルペジオの間隔が広すぎる
    → Chromeのアルペジエーターのタブをクリックしてみましょう。
    (Chromeの仕様で、最小化時や他のタブを表示時は、setIntervalの間隔が粗くなります)

参考

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