これはFirefoxでe10sを強制的に有効化してメモリ節約よりも快適化を優先してヒャッハーするための備忘録です。
この手の資料はネット上にごろごろ転がっているので改めて作る必要もなかったのですが、、。
微妙に資料が古かったり知りたいパラメータが欠けていて複数ページみたりと大変だったので、自分の欲しい範囲でひとまずまとめました。
設定
Firefoxのアドレスバーに about:config
と入力して設定画面を開く。
以下のように各項目の値を設定します。設定名が見当たらない場合は新規で作ります。
設定名 | 型 | 値 |
---|---|---|
extensions.e10sBlocksEnabling | 真偽値 | false |
extensions.e10sBlockedByAddons | 真偽値 | false |
dom.ipc.processCount | 整数値 | 4 ~ 8程度 |
Firefox51から browser.tabs.remote.autostart
と browser.tabs.remote.force-enable
は不要になったようです。
dom.ipc.processCountの補足
dom.ipc.processCount
はパソコンに搭載しているCPUのコア数と同数~半分くらいがよさそうでした。
多くすればその分多くのページを同時に開くのに有利ですが、その分メモリも食うので様子を見ながら調整です。
このプロセス数以上にページを開くと、1つのプロセスが複数のページのレンダリングを受け持つようになるようです。
そのため、たまたま豪華な作りのページのレンダリングに引っ張られて、他方のページ表示がもたつくような場合もあります。
およそ、1プロセスあたり200MB~300MB位のメモリを食う感じです。
確認
Firefoxのアドレスバーに about:support
と入力してサポートページを開く。
マルチプロセスウィンドウの項目が「1/1」になっていればマルチプロセスが機能しています。