108
116

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Hubot のインストール

Last updated at Posted at 2014-12-02

これは Hubot Advent Calendar 2014 の 2 日目の記事です。

前回は Hubot / ChatOps の概要 について紹介しました。今回は Hubot をインストールしてみましょう。

また @bouzuya の Hubot 連載の第 2 回です。目次は、第 1 回の記事にあるので、そちらをどうぞ。

Hubot のインストール

Hubot のインストール方法は 2.9.x とそれ以前とで大きく変わっています。今回は 2.9.3 を対象としているので、新しいインストール方法を紹介していきます。

ちなみにこんな Qiita 記事を読むより、公式のドキュメント ( というか README ) を読むのが確実です。

yo および generator-hubot のインストール

Hubot 2.9.x は Yeoman ジェネレーターでインストールするようになっています。

Hubot にも Yeoman にも Node.js が必要です。事前に Node.js がインストールされているものとします。Node.js をインストールすれば npm も使える状態になっていると思います。npm で Yeoman (yo) と Hubot のための Yeoman ジェネレーター (generator-hubot) をインストールします。

今回は yo が 1.3.3 、generator-hubot が 0.1.4 です。

# 権限が足りない場合は sudo を付けます。
$ npm install -g yo generator-hubot

$ npm list -g generator-hubot yo   
/usr/local/lib
├── generator-hubot@0.1.4 
└── yo@1.3.3 

これで yo, generator-hubot のインストールは完了です。

あなたの BOT の生成

次は Yeoman ジェネレーターを使って あなたの BOT (Hubot) を生成します。

BOT 名のディレクトリをつくり、そこで yo hubot を実行します。あとは質問に答えていけば OK です。

ちなみに今回の例では、 BOT 名にはウラン (uran) を使っています。

$ mkdir uran
$ cd uran

$ yo hubot

yo-hubot.png

shell アダプターで動かす

ひとまず shell アダプターで動かしてみましょう。 shell アダプターが何かは、またそのうち説明します。

$ ./bin/hubot -a shell -n uran 

いろいろな警告と一緒にプロンプト (uran>) が出たと思います。uran help と話しかけて、コマンド一覧を見てみましょう。

uran> uran help
uran> uran adapter - Reply with the adapter
uran animate me <query> - The same thing as `image me`, except adds a few parameters to try to return an animated GIF instead.
uran echo <text> - Reply back with <text>
uran help - Displays all of the help commands that uran knows about.
uran help <query> - Displays all help commands that match <query>.
uran image me <query> - The Original. Queries Google Images for <query> and returns a random top result.
uran map me <query> - Returns a map view of the area returned by `query`.
uran mustache me <query> - Searches Google Images for the specified query and mustaches it.
uran mustache me <url> - Adds a mustache to the specified URL.
uran ping - Reply with pong
uran pug bomb N - get N pugs
uran pug me - Receive a pug
uran the rules - Make sure uran still knows the rules.
uran time - Reply with current time
uran translate me <phrase> - Searches for a translation for the <phrase> and then prints that bad boy out.
uran translate me from <source> into <target> <phrase> - Translates <phrase> from <source> into <target>. Both <source> and <target> are optional
uran youtube me <query> - Searches YouTube for the query and returns the video embed link.
ship it - Display a motivation squirrel
uran>

初期でも色々はいっていますね。

ひとまず、Hubot は無事に動いたようです。

Hubot にもっと話しかける

続けて、いろいろ Hubot に話しかけてみましょう。

hubot ping

ping で応答確認できます。PONG を返してくれます。名前を間違えていると無視されます。

uran> uran ping
uran> PONG

hubot echo

echo で任意のメッセージを返させることができます。

uran> uran: echo ワイがウランや!
uran> ワイがウランや!

hubot time

time で現在時刻を返してくれます。

uran> @uran time
uran> Server time is: Tue Dec 02 2014 21:28:05 GMT+0900 (JST)

Hubot に話しかけるパターン

Hubot に話しかけるのはいくつかのパターンが許容されています。

具体例を挙げると、先頭が名前からはじまる場合や、名前の前に @ がついている場合、後ろに : がついている場合などです。

正規表現で言うと、だいたい "^\\s*[@]?#{name}[:,]?\\s*" こんな感じです。

Hubot を Heroku にデプロイする

と言いたいところなのですが、もう分量が増えてきたので、今日はこのへんでおしまい。

Procfile もきちんと配置されているので、git init, git add -A, git commit, heroku create して git push heroku master とかやれば、動きそうなものなのですが (Heroku アカウント・ heroku コマンドインストール前提) 、 Heroku にデプロイするとなると shell アダプター以外の、実際のチャットに対応するためのアダプターやその設定が必要です。簡単なものとそうでないものとがあります。

ひとまず、人気の高そうな Slack あたりで、明日、説明したいと思います。

最後に

これは対象読者外へのメッセージなのですが、hubot の実行コマンドってアレどう思いますか? ./node_modules/.bin/hubot に配置されるアレです。

あの実行コマンドの #!/usr/bin/env coffee ってぼくはないと思うんですけど、どうなんですかね?あれのせいで実行するために coffee-script を PATH に含めることが前提になりますし、そのために今回も ./bin/hubot とかやってますよね (内部で PATH 設定してます) 。イケてないなあ、って思うんですけど……。

では、今日はこのへんで。

108
116
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
108
116

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?