手元で実行した手順を備忘に記します。これを参考にする場合は自己責任で。
下準備
母艦側
- adb コマンドを使えるようにする
- Arch Linux だと android-tools に入ってるはず
- 他の環境のことはぐぐってもらった方が早そうなので書かない
- udev で Nexus 6 が認識されるようにする
- OTA image の zip file を落とす
- https://developers.google.com/android/ota にある
- 「Terms and conditions」があるので良く読んで「ACKNOWLEDGE」すると一覧が出る
- Nexus 6 の「2017年1月5日」イメージなら「N6F26Q」
Nexus 6 側
- バックアップを取る
- と言いながら面倒だから取らなかったけど、取らないとドキドキするから取るべき
- 「開発者向けオプション」を ON にする
- 「設定」にまだ「開発者向けオプション」が無い場合には「設定」>「端末情報」で最下にある「ビルド番号」を連打
- 「設定」に「開発者向けオプション」がある場合はタップしてスイッチを ON に入れる
- 「USBデバッグ」を有効にする
- 「開発者向けオプション」内の「デバッグ」のところにある
実作業
- Nexus 6 とコンピュータを USB で繋いで「USBデバッグ」を許可する
- USB で繋ぐとダイアログが出るので「OK」する
- adb が動くか確認
-
adb devices
とか打って "List of devices attached" の後に "XXXXXXXXXX decive" みたいなのが出れば OK - ダメならぐぐって何とかする
-
- bootloader に移行する
- 具体的には
adb reboot bootloader
を実行 - その瞬間に再起動がかかり、横たわってお腹を開いたドロイド君が現れる
- 背景が真っ黒で不気味だけどがんばる
- 具体的には
- 「Recovery Mode」に移行する
- bootloader では volume up/down と power ボタンが使える
- volume down を何度か押すとメニューが切り替わって「RECOVERY MODE」が出るので power を押す
- 再起動してさっきより致命的っぽいドロイド君が現れる
- ドロイド君のお腹から赤▲で中に!が描いてあるのが出てるけど驚かない
- No Command って出てて怪しいけど驚かない
- 「Android Recovery」メニューを出す
- power を押しながら volume up を押す
- ドロイド君が消えて画面上にメニューが出る
- 「Apply update from ADB」を選ぶ
- volume up/down で選んで power で選択
- 画面最下に「Now send the package you want to apply\nto the device with "adb sideload "...」のようなものが出るはず
- OTA image を送ってアップデートする
- 母艦で
adb sideload <filename>
を実行 - もちろん
<filename>
は準備で落としたファイルを指定 -
error: insufficient permissions for device
とか出たらadb kill-server
してsudo adb start-server
してみると良いかも - 母艦でも Nexus 6 でもそれぞれの進捗が出るので見比べてみると楽しい
- 終わると「Android Recovery」メニューに戻る
- 母艦で
- 再起動する
- メニューの一番上が「Reboot system now」だと思うのでそれを選んだ状態で power を押す
- 再起動に普段よりも時間が掛かった、バックアップを取ってなかったので暫く後悔しながら眺めた
- バージョンを確認する -「設定」の「端末情報」を訪れ各種情報が更新されていることを確認する
感想
アップデートなだけあり、Factory Image で flash したり CyanogenMod を入れるのに比べると手順が少なく楽だった