ActiveRecordのConnection管理

4.2.x 系で調査。5.x系でかわっているかもしれない（おえてない）

こんな構成

ActiveRecord::Core <>--- ConnectionHandler <>--- ConnectonPool
       |
       | include
       v
ActiveRecord::Base 

ConnectionHandler

コネクション全般を管理する
ActiveRecord::Core (Module)で定義されてる connection_handler メソッドを使うと取得可能

ConnectionHandlerの取得

ActiveRecord::Base.connection_handler

おもな役割はコネクションプールの管理

• アプリケーションがもつコネクションプール全体の管理 (active_connections?, clear_all_connections!, connection_pool_list)
• 個々のコネクションプールの作成 (establish_connection)
• 個々のコネクションプールの切断 (remove_connection)

個々のコネクションプールは オーナー をもち、通常は establish_connectionを呼んだクラスのselfである。
デフォルトのオーナーは ActiveRecord::Base　

ConnectionPool

個々のコネクションプールは オーナー をもつ
ActiveRecord::BaseのコネクションPoolは、database.ymlにある、
Rails.envで定義された設定を使い接続する。

モデルごとにコネクションプールを作成する

レシーバーがオーナーのコネクションプールを作成する
オーナーがかわることに注意

establish_connection

class Hoge < ActiveRecord::Base
  establish_connection adapter: 'mysql2', host:'localhost', username: 'hgoe', password: 'hogehoge'
end

100クラスで establish_connection を呼ぶと、合計で101個のコネクションプールが作成される。
さらに接続数は101個のコネクションプールのプール数の合計値が上限である。
デフォルト値は 5 なので、最大接続数が505となる可能性がある。

さらに、unicornなどのアプリケーションサーバを使うと、Worker(プロセスxスレッド数)だけ接続される。

接続数を抑制する

通常は、デフォルトの接続以外にコネクションをわけたい場合は、抽象クラスを用意する

class SlaveConnectionModel < ActiveRecord::Base
  self.abstract_class = true
  establish_connection adapter: 'mysql2', host:'localhost', username: 'hgoe', password: 'hogehoge'
end

class Hoge < SlaveConnectionModel; end
class Foo < SlaveConnectionModel; end

参考