#Raspberry Pi 2 設定メモ 01(導入編)
最終更新日:2015.12.03
(00) 使用機材
- PC: Macbook Pro ( El Capitan )
- Raspberry Pi 2 Model B
- microSD 32GB ( SDアダプター付き )
- その他 USBケーブル,ネットワークケーブルなど.
(01) Raspberry Pi の OS 準備【Macで作業】
ここで示すのは,Mac を使った Raspbian の準備方法であり,
それ以外の OS や PC を利用する場合は,公式 HP を参照すること.
※ 公式HP => http://www.raspberrypi.org/
(01-A) OSのイメージファイルを準備する.
- http://www.raspberrypi.org/downloads/
- 2015.12.01時点での最新版:2015-11-21-raspbian-jessie
- ダウンロードしたzipファイルを解凍してimgファイルにしておく.
- 上記公式サイトからのダウンロードは時間がかかる(数時間)ので,以下の日本のミラーサイトを推奨(ただし,最新ではない場合がある)
- http://ftp.jaist.ac.jp/pub/raspberrypi/raspbian/images/
(01-B) microSD にイメージを書き込む.
- microSDをアダプターにセットし,Macのスロットにさす.
- ディスクユーティリティで「消去=>MS-DOS(FAT)」でフォーマット.
- $ diskutil list (デバイス確認.おそらく /dev/disk1 に割当済.)
- $ diskutil unmountDisk /dev/disk1 (アンマウント.)
- $ sudo dd bs=1m if=<filename> of=/dev/rdisk1 (イメージ書込.rootのパスワードが必要.)
- $ sudo diskutil eject /dev/rdisk1 (取出し前の操作.)
- microSDを取り出す.
(02) RaspberryPi の初期設定【RaspberryPiで操作】
まずは,RaspberryPi にモニターやキーボードなどを接続し,
リモートログイン可能な環境を構築する.
これらの設定が終了したら,周辺機器は接続せずにネットワーク経由で操作できる.
(02-A) Raspbian 初期設定
- ログイン情報
- ID: pi
- PW: raspberry
- 設定ツール
- $ sudo raspi-config
- 以下は主要な設定例(任意)
- -1- Expand Filesystem
- -5- Internationalistion Options
- locale : ja_JP.UTF-8 (UTF-8 を追加)
- Timezone : Asia -> Tokyo
- Keyboard : Generic 105-key (intl) PC -> Japanese(これは一般的な日本語キーボード用設定.自分のキーボードと同一の物があれば,そちらの設定を利用する.)
- -6- Enable Camera (カメラの利用)
- -9- Advanced Options
- Update (raspi-config のアップデート.このタイミングでなくても良い.)
- Hostname (ホストネームの変更)
- SSH (SSHの利用)
- SPI (SPIの利用)
- I2C (I2Cの利用)
- ↑これらの設定を変更したら再起動.
- /boot/config.txt に dtparam=i2c_arm=on を追加
- /etc/modules に i2c-dev を追加
(02-B) 環境の更新
- $ sudo apt-get update (パッケージ情報の更新)
- $ sudo apt-get upgrade (インストールされているパッケージを更新)
- $ sudo apt-get dost-upgrade (Raspberry Pi のファームウェアを更新)
- $ sudo rpi-update (<= ファームウェアアップデートだが,最新の Raspbian jessie lite では command not found になる.fullバージョンのRaspbianでは可能なようだ.)
- $ sudo apt-get autoremove (不要となったパッケージ類の消去)
- $ sudo apt-get autoclean (不要となったパッケージ類の消去)
- 再起動
(02-C) ssh によるリモートログインの設定
- $ sudo vi /etc/hostname -> raspberry (<= 任意の端末名に変更)
- $ sudo vi /etc/hosts -> 127.0.1.1 raspberry (<= 任意の端末名に変更)
- $ sudo apt-get install avahi-daemon
- 以降,再起動しても avahi-daemon が起動し,ssh でホスト名を指定可能.
- 上記の1.と2.の設定は,rasps-config でも設定可能.
- RaspberryPi の OS 再インストール等に伴う外部 PC の SSH 履歴再設定
- $ ssh-keygen -R <RemoteHostName(RaspberryPi)>
(03) まとめ
以上の設定が終了すれば,電源とネットワークのケーブルを繋いで,
他のPCからSSHを利用したリモートログインで操作可能となる.
これ以外の使用目的に合わせた設定方法については,次回以降のメモに記載する.