タイムゾーン変更手順
以下はすべてrootで実行します。
1. 現在の確認
タイムゾーンはUTCになっている。
# date
Thu May 31 16:25:06 UTC 2012
# strings /etc/localtime
TZif2
TZif2
UTC0
2. タイムゾーンを変更
### オリジナルをバックアップ
cp /etc/localtime /etc/localtime.org
### タイムゾーンファイルの変更
ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
※この時点でタイムゾーンが即座に変わります
以下、再起動時にタイムゾーンがUTCに戻らないための対応をします。
3. "/etc/sysconfig/clock"を編集する
システムファイルを編集しますので、バックアップしたい場合はしておきましょう。
# 一応、バックアップを取ります
cp /etc/sysconfig/clock /etc/sysconfig/clock.org
viなどのエディタで編集。
/etc/sysconfig/clock
ZONE="Asia/Tokyo"
に変更。
/etc/sysconfig/clock
UTC=true
となっているので
/etc/sysconfig/clock
UTC=false
としておきましょう。
これをしないと再起動時にUTCに戻ってしまいます。
4. 再起動
再起動してもUTCに戻らないことを確認するため、
reboot
コマンドやinit 6
コマンドで再起動します。
(しなくても大丈夫です。JSTに変更されています。)
5. 確認
### 確認
strings /etc/localtime
TZif2
TZif2
JST-9
JSTになっていればOK。
date
Fri Jun 1 01:27:56 JST 2012
まとめ
以下はすべてrootで実行します。
# 一応、バックアップを取ります
cp /etc/sysconfig/clock /etc/sysconfig/clock.org
# viなどで編集してもよし
echo -e 'ZONE="Asia/Tokyo"\nUTC=false' > /etc/sysconfig/clock
# 一応、バックアップを取ります
cp /etc/localtime /etc/localtime.org
# timezoneファイル差し替え
ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
これで再起動しなくても即座に反映されます。
心配な場合は、確認するためのコマンドを挟んでもいいと思います。
# 変更前、表示
date
strings /etc/localtime
# 一応、バックアップを取ります
cp /etc/sysconfig/clock /etc/sysconfig/clock.org
# viなどで編集してもよし
echo -e 'ZONE="Asia/Tokyo"\nUTC=false' > /etc/sysconfig/clock
# 一応、バックアップを取ります
cp /etc/localtime /etc/localtime.org
# timezoneファイル差し替え
ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
# 変更後、表示
date
strings /etc/localtime