はじめに
Web通信とサーバーについて、とても初歩的なところからまとめた覚書です。
入門①はこちら
ブラウザとサーバーのやりとり
TCP接続が成功したのち、ブラウザとサーバーは以下のやりとりを行います。
- ブラウザ:HTTPリクエストをサーバーへ送信
- サーバー:HTTPレスポンスをブラウザへ返す
リクエストとレスポンス。とてもシンプルです。
HTTPメソッド
HTTPメソッドとは、ブラウザがリクエストを送信する際にどういった方法で送信するかという手段(?)のことです。
いくつかありますが、POSTとGETがメイン、と言うか基本のようです。
POST
:
ブラウザからサーバーへ情報を渡すこと。例えば、掲示板に投稿する時や、データをアップロードする時などです。
GET
:
Webサーバーから情報を取り出すためのメソッドです。例えば、サーバーに保存してあるコンテンツを取得して、ブラウザに表示するなどです。
静的なWebページ
静的なページは、サーバーの、あるディレクトリに保存されているファイルを表示するだけのものです。
例えば、www.example.com
と言う名前で運用されているサーバーがあった時、ブラウザからhttp://www.example.com/index.html
というリクエストを出した場合、サーバーはそのドキュメントルートに存在するindex.html
というファイルを返します。
ステータスコード
HTTPレスポンスの中にはステータスコードというのがあります。ブラウザ側でよく目にするのは404 NOT FOUND
とかですね。
- 400番台:クライアント側のエラーで、アクセス権がなかったり(403)、リクエストされたURLが発見できなかったり(404)です。
- 500番台:サーバー側のエラー。
HTTPレスポンスメッセージには、ステータスコードの他にもブラウザで表示する内容や、動的なページで欠かせないクッキー情報も含まれます。
動的なページについては、別記事でまとめます。