面白かったのでメモ共有します。
この講演
ウォルト・ディズニー・イマジニアリング社 取締役 マーク・ミネ
元NASA ボイジャー開発→ディズニー
Overview
- Dynamic enviroments
- VR design
- VR Entertainment
- Future
技術を隠す。エンターテイメントのみを見せる。って何度も言っていた。
Dynamic Enviroments
3Dシアター系を最初作っていた。
1956年 3D jamboreeが最初
Circle Vision360の撮影では9つのカメラが環になった特殊なカメラで撮影した。
スターツアーズではフライトシミュレーターの技術を応用。モーションベースとか。
3D映像だけだとバーチャルすぎるので、物理的なものをつかう。
今で言う、プロジェクションマッピングを
Dynamic Media (映像) + Physical Enviroments(舞台美術)
= Dynamic Enviroments (動的に変わる舞台)
と表現していた。素敵。
事例.Snow White's Scary Adventures
- 2010 プロジェクターのレトロフィットをした。
- 動画のセルをそのままセットに変換。
- プロジェクターで木漏れ日を投影。普通の照明では出来ないことができる。
- すでに人形に付いている色に、プロジェクターで光を当てることで、ダイナミックレンジを上げる!!
- 色(本物)の上に別の光(映像)を当てるときのために、シュミレータを作った。
- 小人の人形の顔に、表情をプロジェクションして、アニメのような表現をしている。
事例.The Legend of Captain Jack Sparrow
ジャックスパロウ、ドクロの映像とかには、Pepper's Ghost使って、あたかもそこにいるような質感に。
事例.Indiana Jones MARA
今後の挑戦
- キャリブレーションを簡単に
- ツールを作る
- 動くものに投影
- 役者と映像
事例.StoryTellers Sandbox
砂場の高さで、プロジェクション。
島ができる。
「魔法の杖」で島をポインティング
「キャンピングライト」で映像のウミガメを海に返す
(砂じゃなくて、粉の大理石を使っている)
↓
事例.Thermal Interactive Media (TIM)
水のスクリーンに、リアプロ投影
温度によって色がついたり、消えたり。
事例.Goofy's Paint n play house
VR
1992 VRスタジオ"Imagineering Labs"作った。
DisneyQuestという施設をつくって色々実験。
VR/ARには問題が山盛り
- 着脱にじかんがかかる。
- 非衛生的
- 待機列が伸びる
- 壊れやすい
- メンテナンスコスト
- Active型とPassive型メガネどっちがいいか?
アラジンの世界を魔法の絨毯で飛ぶHMDとかつくった。
4~5分の体験で
5~105歳までサポート
最近だと、アトラクションの設計、デザインにVRを使っている
- ユーザー目線でアトラクションを設計できる。
- 3Dを変更が簡単。
- 俯瞰視点もできる
- 目線のシュミレーションができる。
ex.ぷーさんのハニーハント、アトラクションデザイン。
ex.Nemo Submarine Voyage
座る席ごとに見え方のシュミレーション
潜水艦内で、座る席が違っても均一の聞こえ方になるようにサラウンドの設計もした。
DISH
Digital Immersive Showroom (DISh) ホリゾント膜のような3面スクリーン。シュミレータ
複数からプロジェクションすることで、人の影を消すことができる。
ニコファーレみたいなシュミレータ施設。
DISH Youtube Link 1
DISH Youtube Link 2
Dish 2.0
4K 120fps 3Dプロジェクタ 6台!!!
360サラウンド
位置を移動しながら、実物大で確認。
世界のディズニーオフィスの各拠点のDISHをつないで、アトラクションについてのMTGできるようにしている。すげー!!!
オペレーター、メンテナンスのトレーニングにも使っている。
自分が80cmの子供だったらどう見えるか。視線の差などもシュミレーション
ex. FOV2GO in the DISH : ipadとかの低コスト版も使う。
デザイン- モデリングもできるように計画中。
Scketch upでDISHの中ででデザイン
A Look to the Future
- Resolution
- HDR
- framerate 60~以上
color gamut (ライナーガンマ)
-
レーザープライトロジェクション、
- 光源が長い
- ヘッドが小さい
-
HDR プロジェクション
- ブラックレベルを上げる。スクリーンにクロストークでコントラストが落ちることを防ぐ。
- LEDもいいね。
以上です。