QtAdventCalender5日目の記事です。
私は気に入ったIDEを使い込むのが趣味なので、今回はQtCreatorについていろいろ紹介します。
1記事でまとまらないのでカレンダーが空いてたらいろいろ書きます!
#Alt+Enterでできること
QtCreator上でAlt+Enterとすると状況に応じてさまざまなアクションを行えます。
便利なので活用しましょう!
宣言から定義を追加する
ヘッダファイルに宣言を書いたあと、実装ファイルに定義を追加できます。
非常に便利。
ちなみに逆もできます。
実装を書いてからヘッダに追加。
スロットの場合とかに楽かも。
Setter/Getterを追加
変数Xに対するSetXとGetXを追加できます。
これも非常に便利。
インクルードを追加
クラス名からインクルードを自動検索して追加してくれます。
自作クラスでも有効ですが、例えばqDebug()に対しては残念ながら無効です。クラス名じゃないので。
やはり非常に便利。
継承した関数を追加
継承した関数はいちいち書かなくても細かく指定して作成してくれます。
状況によってはかなり役に立ちます。
便利度 ★★
実装の移動
ヘッダに書いた実装をcpp側に移動できます。
cpp開くのが面倒でヘッダに書いたときとか、簡単な実装だからヘッダに書いたけど複雑化してきたってときには便利。
逆にインライン化したくなったとかでcppからヘッダに移すのもOKです。
##その他いろいろ
###16進数などの変換
書いてる部分によっては良く使う。
###1行ifを括弧付きに直す
普通はコードフォーマットとかで全自動するはず。
###ポインタの宣言に変更する
でも使ってる場所の.を->になおしてくれないのでいまいち。
その他いっぱいあります。
バージョンアップごとにじわじわと便利になっていて、不満があった場所が最新版で直っていることに気づくと嬉しいです。
3.3くらいでまとめた文章を元に3.6RC1で実験しつつ補間しました。
QtAdventCalender2015次回はtaura_noさんの画面レイアウトについての記事になります。
##参考
公式のリファクタリング機能マニュアル(英語)
http://doc.qt.io/qtcreator/creator-editor-refactoring.html