LoginSignup
15
15

More than 5 years have passed since last update.

Vuforia for UnityのAR/VRサンプルを動作させる

Last updated at Posted at 2016-08-31

Vuforiaのサンプルに、スマホ用VRゴーグル(Google Cardboard及びその互換デバイス)で2眼表示をするものが含まれています。それを実機で動かすまでの手順です。

環境

  • MacBook Pro(OS X 10.11.5)
  • iPhone 6s / Galaxy S6
  • Unity: v5.4.0f3 / v5.3.5f1 (どちらでも同様に動作しました)
  • Xcode: v7.3.1
  • Vuforia: v6
  • VRゴーグル: Milbox, Wearity Sky (スマホの背面カメラを利用するため、カメラ部分はゴーグルで隠れないようにする)

Vuforiaサンプルの入手

  1. Vuforia Developer Portalでアカウント作成、ログインする
  2. Download Samples | Vuforia Developer Portalの中から"Digital Eyewear"の"Download for Unity"をダウンロード、展開する。サンプルプロジェクトにSDKも含まれているため、このファイルのみで実行可能です。

Unityプロジェクトの作成と設定

  1. Unityを起動し、3Dプロジェクトを新規作成する
  2. サンプルの"ARVR-6-XXX.unitypackage"を全てimportする。Finder上でダブルクリック、またはUnityの"Assets"メニュー→"Import Package"→"Custom Package"から選択する。
  3. Fileメニュー→"Build Settings"で、iOSもしくはAndroidに"Switch Platform"する(他のプラットフォームでは確認していません)
  4. "Player Settings"→"Bundle Identifier"を適宜書き換える(初期値のままだとXcodeのビルド時に通常エラーになると思います)
  5. Scenes/Vuforia-3-AR-VR シーンを開く
  6. HierarchyからUserHead/ARCameraを選択してInspectorを開く

  7. Vuforiaのライセンスキーを発行

    1. License Manager | Vuforia Developer Portal を開き、"Add License Key"をクリック
    2. "Development"を選択→任意のApp Name、Deviceは"Mobile"でキーを作成する
    3. 戻ったLicense Manager画面から、作成したキーをクリック
    4. "Please copy the license key below into your app"の下に表示されている文字列をコピーする
  8. "Vuforia Behaviour"コンポーネントの"App License Key"欄に、キー文字列をペーストする

実行まで

  1. マーカー画像を印刷する。 /Assets/Editor/Vuforia/ForPrint/ にあるPDFのいずれか。印刷せずPCの画面で表示して使う事も可能です。
  2. Unityでbuild実行。プロジェクト名は任意
  3. Xcodeプロジェクトディレクトリの Unity-iPhone.xcodeproj をダブルクリックして開く
  4. そのまま実機で実行する(通常のiOSプロジェクトと同じなので省略)

サンプルの内容

  • 起動するとARモード(スマホの背面カメラの映像が画面に常に反映される状態)で始まる
  • 視界にマーカーを入れると、3Dの山が表示される なお、カメラ映像は視差無し、3Dオブジェクトは視差がある描画になります。
  • "VR"というパネルに視線カーソルを向けて少し待つと、VRモードに切り替わる
  • VR世界中にある"AR"というパネルに視線カーソルを向けて少し待つと、ARモードに戻る
  • 参考動画(私がアップロードしたものではありません): Vuforia AR/VR sample for Unity
15
15
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
15
15