RailsでのHelperの役割について

開発しているなかで、Helperの役割かModelの役割か迷うことがあったので、Helperの役割について考えてみました。

よく言われているHelperの役割

View層の中で、単純な表示以外の処理を担当します。

Modelとの使い分け

例

ログインユーザーが管理者権限がある場合は管理者メニューを表示、管理者権限がない場合はプロフィールを表示する。

変更前

View.html.haml

-if @user.role == "admin"
  link_to "管理者メニュー", •••
-else
  link_to "#{@user.last_name} #{@user.first_name}様のプロフィール", •••

変更内容

管理者権限があるかの判定

Modelに実装します。

Model.rb

def admin?
  role == "admin"
end

リンク文言の生成

悩ましいですが、フルネームを生成するのはModel、それ以外はHelperという使い分けがいいのではないでしょうか。

Model.rb

def full_name
  "#{last_name} #{first_name}"
end

Helper.rb

def profile_link(user)
  "#{user.full_name}様のプロフィール"
end

変更後

View.html.haml

- if @user.admin?
    link_to "管理者メニュー", •••
  else
    link_to profile_link(@user), •••

思想としては、データに関する処理はModel、表示に関する処理はHelperに実装なのですが、明確な切り分けってできないと思いました。「フルネームの生成」が表示に関する処理なのかが曖昧なため、Helperで実装する人もいるのではないでしょうか。
Draperという設計もあるらしいですが、結局のところ、「表示に関する処理」というところを明確に線引きできなければ根本解決にならず、Draperに実装するかModelに実装するか悩むことになります。

結論

Helperの役割の明確な線引きはできない。ただ何となく、htmlに関する処理か文字の加工程度に留め、少しでも表示以外に使いそうなものはModelに実装してしまっていいのではと思います。
いい方法があれば教えてください。